京都の1日モデルコース！日帰りの弾丸旅で楽しめる観光名所が勢ぞろい

宇治上神社をお参りしたあとは、宇治を代表する寺院のひとつ『平等院』へ。

藤原頼道の手で創建された寺院で、約1,000年の歴史を受け継ぐ世界文化遺産です。境内の建物や彫刻、納められている絵画などから平安当時の面影をうかがえます。

平等院のなかでも特に有名なのが、極楽浄土の美しい世界をあらわした『鳳凰堂（ほうおうどう）』。建物を正面からとらえると、鳳凰が両羽を広げているように見えることから、鳳凰堂と呼ばれるようになりました。

広く澄んだ「阿字池」が、お堂を取り巻く景色も特徴的。歴史的な壁画や色鮮やかな装飾がほどこされた堂内も必見です。

すこし歩き疲れてきたときは、境内にある日本茶専門店『茶房 藤花』でのティータイムを。選りすぐりの100％京都府産茶葉を使用した、こだわりの本格宇治茶を楽しめます。お茶をより香り高く味わうために工夫された美しい茶器もステキです。

移動手段：宇治上神社より徒歩で約15分
所要時間：16:00～17:30（約1時間30分）

平等院で建築美に圧倒されたあとは、歩いてすぐの『宇治公園』で夕方のお散歩。

宇治川に浮かぶ2つの島「塔の島」「橘島」と川辺の「よりみち公園」の3エリアからなるお大きな公園です。それぞれに橋がかけられており、自由に往来を楽しめます。

桜の名所としても知られており「桜まつり」や「観月茶会」などの行事が開催されることも。また眺めの美しさから、紫式部の代表作『源氏物語』の舞台にも描かれたと伝えられています。

散策の際には川の眺めだけではなく、塔の島にそびえ立つ石塔にも注目。高さ約15メートルにものぼる石塔は、日本最大の高さを誇ることから重要文化財にも指定されています。

ベンチが置かれた休憩所もあるため、夕暮れの雰囲気を味わいつつ、ふたりでゆっくり散策しましょう。

移動手段：平等院より徒歩で約3分
所要時間：17:30～18:15（約45分）

公園で夕暮れ時を楽しんだあとは、京都食材を使ったディナーで旅の締めくくり。

広々としたウッドデッキが印象的な、木のぬくもりあふれるお店『炭焼き肉と京の野菜Nico』。

店内では、新鮮な野菜をはじめ、京都産の食材にこだわったお料理がいただけます。緑やお花を見ながら食事ができるテラス席は晴れた日の食事にぴったり！

ディナーでは「丹波牛ももステーキ」や「京丹波高原豚肩ロースステーキ」など、京都産のお肉を使った炭火焼きステーキを味わうことも。色鮮やかな前菜やスープも一緒に楽しめるコース料理もご用意されています。

そのほか唐揚げやハンバーグなど、ステーキ以外のメニューも充実。宇治産の平飼い玉子を使用したオムレツなどもあり、京都食材を心ゆくまで堪能できますよ。

女性起業家のためのワークショップなども開催されているため、気になる方は訪れる前にホームページ等でチェックしてみて。

移動手段：宇治公園より徒歩で約10分
所要時間：18:30～20:00（約1時間30分）

ここまでは京都を3つのエリアにわけて、それぞれの観光スポットをめぐる日帰りモデルコースをご紹介しました。

バスの交通網が発達している京都。特に京都市内での観光に便利なのが『地下鉄・バス一日券』です。地下鉄に加え、市バス・京都バス・西日本JRバスが1日～2日間乗り放題。さらに社寺や飲食店舗など、約60カ所の施設でさまざまな優待を受けられます。

購入できる場所は、JR京都駅のバス総合案内所をはじめ、太秦天神川にある交通局や地下鉄京都駅の改札など。コンビニエンスストアや旅行代理店などでも販売されています。

観光にぴったりな一日券ですが、使う際に注意しなければならないポイントも。
地下鉄・バス一日券では、一部対応していない路線もあり、深夜バスでは別途割増運賃が必要となります。

バスを利用する際は、1回目の乗車時に車内にあるカード読取機に通して日付を刻印。ただし1回目に京阪バス・西日本JRバスを利用した場合は、表面に油性マジックで利用日を記入する必要があるので、事前にご確認を。

その後、京都バスや市バスを利用し刻印されたら、乗務員にその日付を見せるだけで乗降可能です。

地下鉄利用の際には自動改札機に通せばOK！　スムーズに乗り降りできます。

どのエリアも見逃せないスポットが並ぶ京都。あらためて駅周辺の名所をまわってみるのもよし、少し遠出して新たな魅力を探しに行くのもよし、向かう方向を変えるだけで魅力あふれる観光スポットがたくさんあります。

気になる場所を旅行の計画に組み込んで、京都のさまざまな「顔」をふたりで覗いてみてはいかがでしょうか。