京都
KYOTO
COLUMN
のどの渇きをうるおしたあとは、嵐山を代表する社寺のひとつ『常寂光寺』へ。
小倉山の中腹にある日蓮宗のお寺で、苔の緑が美しいことでも有名です。11月中旬には、周囲のあふれんばかりの紅葉が色付き、シーズンの終盤は、緑色の苔とのコントラストを楽しむことも。冬には儚くもうつくしい雪化粧も見られますよ。
定家の山荘「時雨亭」の跡地を記す石碑のほか、階段を上った先にある、重要文化財の「多宝塔」や「展望台」も見どころ。秋は多宝塔の周囲を紅葉が囲い、絶好のフォトスポットに。
展望台からは、天気の良い日には京都市街と比叡山まで見渡せます。ふたりで静かな境内を散策し、自然をたっぷり満喫しましょう。
移動手段:リキシャカフェより徒歩で約20分
所要時間:15:00~15:45(約45分)
常寂光寺
所在地:京都府京都市右京区嵯峨小倉山小倉町3番地
拝観時間:9:00~17:00(16:30受付終了)
拝観料:500円
常寂光寺から竹林の道を抜けて、次は『天龍寺』へと向かいましょう。
「京都五山」の1位を誇り、後醍醐天皇の菩提を弔うために創建された臨済宗の禅刹です。特別名勝に数えられる日本最初の庭園や、迫力ある龍の画が描かれた法堂で有名。また境内にはしだれ桜や生い茂る緑など、その季節ならではの風景も見ものです。
境内の中ほどへと歩いていくと、三角屋根と白壁が印象的な「庫裏」に目がとまります。お寺の景観を司っているうちの1つで、玄関に置かれた達磨図は禅宗を象徴しているそう。
また、ふたりでぜひ訪れたいのが『曹源池庭園(そうげんちていえん)』。嵐山を借景に、巨岩が配置された広大な池を中心とする池泉回遊式庭園です。この庭園は見る角度によって姿が変わるのが特徴。
歩きながら見る景色と、お堂の中から見る景色、それぞれの景色の違いに注目してみて。
移動手段:常寂光寺より徒歩で約15分
所要時間:16:00~17:00(約1時間)
天龍寺
所在地:京都府京都市右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場町68番地
拝観時間:8:30~17:00(16:50受付終了)
拝観料:高校生以上 500円、小中学生 300円、未就学児 無料
※諸堂を参拝する場合は300円追加となります
天龍寺を抜けたら、嵐電嵐山駅に向かいましょう。駅一帯が「はんなりほっこりスクエア」と呼ばれており、飲食店舗や土産物屋などが集結する一大スポットになっています。
なかでも特に人気なのが、和柄のポールがいくつも並んだ『キモノフォレスト』です。「友禅」を閉じ込めたポールは、嵐山を象徴する竹林をイメージしています。夜にはライトアップされ、あたり一面が幻想的な雰囲気につつまれますよ。
また敷地内には、疲れた足を癒せる足湯も設備されています。キモノフォレストを眺めながら、ゆったりとしたひとときを味わってみて。料金にタオル代も含まれているため手ぶらで入れます。
足湯で芯から温まりながら、京都の夕刻を満喫しましょう。
移動手段:天龍寺より徒歩で約5分
所要時間:17:00~18:00(約1時間)
ほっこりはんなりスクエア(キモノフォレスト、嵐山温泉 駅の足湯など)
所在地:京都市右京区嵯峨天龍寺造路町20-2
営業時間:【キモノフォレスト】終日、【嵐山温泉 駅の足湯】9:00~20:00(冬季は18:00まで)
休日:無休
入場料:【キモノフォレスト】無料、【嵐山温泉 駅の足湯】200円
足湯にゆっくり浸かったら、旅の締めくくりに、オリジナリティあふれる絶品グルメをいただいてみませんか。
『upits.burger(アピッツバーガー)』は見た目から食欲をかき立てられる、ボリュームたっぷりの濃厚ハンバーガーを扱うお店。豪華な外見もさることながら、トマトやピクルスなど素材へのこだわりも一流。
店内にはアートな空間が広がっており、ハンバーガーを頬張りながらアメリカ気分を味わえますよ。
イチオシのメニューは、2種類のチーズをふんだんにかけた「溶岩deチーズバーガープレート」。牛肉100%の2段重ねパティに水菜やトマト、アボカド、ベーコンが豪華にサンドされています。
溶岩マグマのごとく、とろとろに溶けたたっぷりのチーズが乗ったバーガーは、チーズ好きにはたまらない! ポテトやサラダもついているので、ふたりでシェアすることも。
嵐山でいただく絶品バーガーでお腹も思い出もたっぷりと満たしましょう。
移動手段:キモノフォレストより徒歩で約7分
所要時間:18:00~19:00(約1時間)
upits.burger(アピッツバーガー)
所在地:京都府京都市右京区嵯峨天龍寺車道町4-7
予算:980円~