嵐山モデルコース！京都観光の名所・アクティビティ・穴場までご紹介

まずご紹介するのは、はじめて嵐山を訪れる方におすすめの「王道の嵐山名所めぐりコース」。天龍寺や法輪寺などの寺社仏閣めぐり＆嵐山商店街でのショッピングも楽しめる、欲張りなプランです。

京都駅に到着後、最初に訪れるのはJR京都駅からバスで約10分の場所にある虚空蔵法輪寺（こくうぞうほうりんじ）。

“嵯峨の虚空蔵さん”との愛称で親しまれているこちらのお寺は、およそ1300年前の和銅6年（713年）に行基菩薩が創建したのがはじまりといわれています。

かの有名な清少納言の『枕草子』でも京都を代表する寺院として挙げられていたり、『今昔物語集』にも本尊のご利益について記載されてるほど有名な寺院。

見どころは法輪寺の舞台から一望できる嵐山の街並み。渡月橋や嵯峨野など、嵐山をぐるりと見渡すことができます。

また、舞台が開放される毎年8月16日「京都五山送り火」の夜は、多くの人で賑わいます。

移動手段：京都駅前から市バスにて『西洞院正面』下車で約7分、駅から徒歩で約2分
滞在時間：10:10〜11:00（約50分）

法輪寺で嵐山の景色を楽しんだあとは、古都京都の文化財のひとつとして世界遺産に登録されている『天龍寺』へ。

かつては名勝嵐山や渡月橋、天龍寺の西側に広がる亀山公園なども境内地にかかえていた由緒ある寺社です。

足利尊氏を開基、夢窓疎石（むそうそせき）を開山として開かれ、後醍醐天皇の菩提を弔うために暦応2年（1339年）に創建されました。これまで幾度となく大きな火災に見舞われた結果、境内地は現在かつての1/10（3万坪）を残す程度に。

境内には日本最初の史跡・特別名勝指定である『曹源池庭園（そうげんちていえん）』もあり、約700年前に生まれた夢窓国師作庭当時の面影を見ることができます。

そのほか、竹林の道へ通じる庭園『百花苑（ひゃっかえん）』や『祥雲閣・甘雨亭（しょううんかく・かんうてい）』と呼ばれる茶室もあり、見どころ満載です。

天龍寺の美しい庭園を楽しんだあとは、嵐山駅周辺でランチを食べて次のスポットへ。

移動手段：法輪寺から徒歩で約10分
滞在時間：11:15〜13:00（約1時間45分）ランチ含む

美味しいランチでお腹を満たしたあとは、嵐山観光を再開！

1596年から18年の歳月をかけて、1614年に完成した『常寂光寺』。大本山本圀寺第16世究竟院日禛上人によって開創されたこちらの寺社は、百人一首で知られる御座山（おぐらやま）の中腹に位置し、秋になると美しく色づいた草木を堪能できます。

一般的な紅色のもみじだけでなく、力強く茂る青もみじも必見。一面を覆う苔と青もみじ、すらりと背を伸ばしている竹林が織りなす景色は圧巻です。

移動手段：嵐山駅から徒歩で約15分
滞在時間：13:30〜14:30（約1時間）