京都
KYOTO
COLUMN
酒造の神様と子授け・安産の神様として名高い寺社『梅宮大社』。美しく咲く梅や種類豊富な花々が見られる神苑が有名で、その風景は百人一首にも詠われたほど。
紫陽花は5月下旬から7月上旬にかけて鑑賞できます。同じ時期に睡蓮(5月下旬)、花菖蒲(6月上旬)も見ごろを迎えるので一緒に鑑賞しましょう。
『梅宮大社』の紫陽花は、さまざまな品種が入り乱れるように咲いているのが特徴。心癒される色とりどりの紫陽花は、フォトスポットとしても人気なので、カメラをもって出かけるのがおすすめです。
梅宮大社
所在地:京都府京都市右京区梅津フケノ川町30番地
受付時間:9:00~17:00
料金:大人 600円、小人 400円
※閑散期は入苑お一人に付き鯉の餌一袋を進呈
「関西花の寺 第十三霊場」の『法金剛院(ほうこんごういん)』は、律宗・唐招提寺(とうしょうだいじ)に属するお寺です。立派な蓮池があり、季節の花々が見渡せることから『蓮の寺』とも呼ばれています。
池を取り巻くようにして、紫陽花や蓮が咲き誇る『池泉回遊式浄土庭園』は必見。
丸いフォルムをもつ「おたふく紫陽花」や、蓮池のまわりにぽつりと咲く「手毬紫陽花」が、趣ある建物にどこか儚げな雰囲気を添えています。
7月初旬には、蓮と紫陽花のコラボレーションを見ることも。シーズンごとに花菖蒲や青もみじ、しだれ桜、椿など、季節を告げる花々も楽しめますよ。紫陽花のスポットとしては少し穴場の『法金剛院』で、夏の訪れを感じてみませんか?
法金剛院
所在地:京都市右京区花園扇野町49番地
拝観時間:9:30~16:00(閉門 16:30)
※観蓮会開催期間の2021/7/10~8/1は受付7:30~12:30(閉門 13:00)
拝観日:毎月15日、観蓮会開催期間
拝観料:大人 500円、小人 300円
※感染症防止対策として拝観を中止することがあります。
京都・東山七条にあり、約3,000の末寺を有する真言宗智山派の総本山『智積院(ちしゃくいん)』。紫陽花をはじめ、稀少な美術や調度品などを鑑賞でき、参道脇では寺紋となっている桔梗が花を咲かせます。
境内の中心にある「金堂」は、宗祖弘法大師のご生誕の記念事業の一環として建設された建物。この金堂の裏手には、密かに注目を集めている『あじさい苑』があります。
まるで建物を盛り立てているかのように、びっしりと並んでいる紫陽花。株ごとに決まった色の花をつけるのではなく、マーブル模様のようにさまざまな色の紫陽花が咲き乱れています。まさに紫陽花のお花畑といった風景。
なかにはハート型の紫陽花もあるので、よく観察して探してみて。
フォトコンテストも開催しているため、お気に入りの紫陽花を見つけたら写真を撮って応募してみるのもいいですね。また、ツツジやサツキをはじめ、季節の自然が見事な「名勝庭園」も必見です。
智積院
所在地:京都府京都市東山区東瓦町964
受付時間:9:00~16:00
拝観料:一般 500円、高校生 300円、中学生 300円、小学生 200円
※感染症防止対策として一部の行事等が休止になる場合があります