京都
KYOTO
COLUMN
『京都迎賓館』を出たあとは、五芒星が描かれた鳥居が目印の『晴明神社』へ。かの陰陽師で知られる安倍晴明をまつる神社です。病気や災いにご利益があるパワースポットとして多くのスポーツ選手なども訪れる有名な神社。
本殿にお参りしたあとに注目していただきたいのが、すぐ隣にある「厄除け桃」です。その名のとおり、桃の形をした像で、撫でるとやましい気持ちや厄を取り除いてくれるご利益があるとか。
二の鳥居を入ってすぐ近くにある『晴明井』は、安倍晴明が念力で湧出させたと伝えのある井戸。井戸の写真を待ち受けにすることで、病気平癒のご利益があるともいわれていますよ。
『晴明神社』には、神社を象徴する五芒星モチーフの授与品がたくさん。なかでも「みずかがみ御守」が人気。ふたりで怪我なく元気に暮らせるようにと、願いを込めて授かりましょう。
移動手段:「京都迎賓館」から徒歩で25分
所要時間:13:30~14:30(約1時間)
晴明神社
所在地:京都府京都市上京区晴明町806番地
参拝時間:9:00~17:00(授与所は16:30まで)
休観日:無休
拝観料:無料
『晴明神社』で英気を養ったあとに向かうのは、地下鉄『北山駅』から徒歩すぐの場所にある『京都府立植物園』。
駅近くでありながら、都心にいることを忘れてしまいそうな自然豊かな場所。午後のゆったりとした時間を、ふたりで静かに過ごすのにぴったりですよ。
東京ドーム約5個分の広大な敷地面積を誇る『京都府立植物園』には、約180種類・2500株の紫陽花が咲く『あじさい園』があります。京都ならではの紫陽花が見られるのも、『京都府立植物園』の魅力。京都桂高校で誕生した品種『桂夢衣(カムイ)』にも、ぜひ注目してみて!
紫陽花を楽しんだあとは、国内でも貴重な自然林『ながらぎの森』を散策してみませんか? 晴れていれば、種類豊富な木々の間を歩きながら日光浴を楽しめますよ。
雨が降っているときは、『観覧温室』がおすすめ。国内最大級の温室で、1年中たくさんの熱帯植物を観察できます。雨に濡れる心配もないので、ゆっくりと室内を散策してみましょう。
移動手段:「晴明神社」より徒歩で「今出川駅」へ、鳥丸線国際会館行きに乗車、「北山駅」下車にて徒歩で約2分
所要時間:15:00~17:00(約2時間)
京都府立植物園
所在地:京都市左京区下鴨半木町
開園時間:【園内】9:00~17:00(最終入園 16:00)、【観覧温室】10:00〜16:00(最終入室 15:30)
※感染防止対策として一部施設の公開を中止している場合があります
休園日:12/28~1/4
入園料:【園内】一般 200円、高校生 150円【観覧温室】一般 200円、高校生 150円
紫陽花を鑑賞しながら京都観光を楽しんだ一日。京都駅周辺でお土産を購入したら、新幹線に乗って帰路へ。
写真を振り返りながら、お互いのベストショットを見せ合うのも素敵なひとときですね。彩り豊かな紫陽花はふたりの旅の記憶にも色濃く残ることでしょう。
移動手段:「京都府立植物園」より徒歩で「北山駅」へ、「北山駅」から「京都駅」まで約20分
ひと口に紫陽花といっても、品種や色、大きさはさまざま。土壌から影響を受けて姿を変えると伝えられていますが、京都に咲く紫陽花は、どこかはんなりとした雰囲気が感じられます。
梅雨のしっとりとしたシーズンに、京都の紫陽花を訪ねてみてはいかがでしょうか。
nene|フリーランス
文章と写真でおもてなしする、ライター兼カメラマン。人の琴線に触れるものを発信したい。根っからの宝塚ファン。