京都
KYOTO
COLUMN
東山区粟田口に位置する青蓮院の飛地境内にある『将軍塚青龍殿(しょうぐんづかせいりゅうでん)』。
大正天皇の即位を記念して、大正2年(1913年)に北野天満宮境内に建てられた「大日本武徳会京都支部道場」を移築再建したスポットです。
“新たなパワースポット”と呼ばれるワケは、その眺望にあり! 市街地より約200m高い場所にあるため、大舞台からは京の街並みを、天候によっては比叡山や大阪近郊まで望むこともできます。
四季の風情を感じさせる境内は、春になると一面が桜でいっぱいに。開花時期には夜間ライトアップも実施されており、薄闇の中に照らされたロマンチックな夜桜を堪能できますよ。
将軍塚青龍殿
所在地:京都府京都市山科区厨子奥花鳥町28番地
拝観時間:9:00~17:00(受付終了16:30)
拝観料:大人 500円
『夜桜ライトアップについて』
開催期間:3月頃
開苑時間:17:00~21:00(受付終了)
料金:大人 500円
※春の夜桜ライトアップは感染拡大防止の為、中止または変更となる場合がございます
天正9年(1581年)、加賀藩の前田利家によって屋根のふき替えが行われて以来、同家をまつる菩提寺となった『興臨院』。
室町時代に創建された本堂や表門などの重要文化財のほか、中根金作によって復元された方丈庭園、桃山風の石組など、歴史的建造物が満載。
通年での一般公開はされていませんが、例年春と秋に特別公開されています。
修復や再建を行いつつも、創建当時の姿を現代まで受け継いできた『興臨寺』。
500年の歴史が創り出した“優美さ”を間近で感じたい方は、ぜひ2022年春に開催予定の「大徳寺 興臨院 春の特別公開」に足を運んでみてください♪
大徳寺塔頭 興臨院「春の特別公開」
所在地:京都府京都市北区紫野大徳寺町80番地
拝観期間:3/12(土)〜6/19(日)
拝観時間:10:00~16:30(16:00受付終了)
拝観料:大人600円、中高生400円、小学生300円(保護者同伴)
※春の特別公開は感染拡大防止の為、中止・変更となる場合がございます
椿の花と透き通る水が織りなす「花手水」で“爽やかな春”を演出してくれるのは、鎌倉時代の初めに法然上人が六時礼讃をつとめたといわれている『法然院』。
のちに、念仏道場として再興された経緯もあり、落ち着きと粛々たる気配が漂っている寺院です。
山門の先には、砂が盛られた「白砂壇(びゃくさだん)」がふたつあります。この砂壇の間を通り、心身を清め、浄域へと進んでいきましょう。
『法然院』の春の風物詩といえば、赤色や桃色、ときに白い花びらが水面に浮かぶ「椿の花手水鉢」。大小さまざまな椿が美しく飾られた手水は、すこし手前から全体を写すように撮影するのがおすすめです。
毎年2回特別公開を実施しており、「春季 伽藍内特別公開」は境内の椿や中庭の三銘椿が満開になる4月1日から7日頃に開催されます。
訪れる日によっては、水盤や砂檀のかたわらにも椿の花びらがひらり。一風変わった春の京都を楽しめるスポットです。
法然院
所在地:京都府京都市左京区鹿ヶ谷御所ノ段町30番地
拝観時間:6:00~16:00
拝観料:無料
「春季 伽藍内特別公開」
拝観時間:9:30~16:00
拝観期間:例年4/1〜4/7頃
文化財保存協力料:800円
※2022年度の春の特別公開は感染拡大防止の為、中止・変更となる場合がございます
京都観光定番の寺社仏閣めぐりも素敵。でも、もっとゆっくり京の風情に浸りたい…。そんな方には、酒蔵の街として知られる伏見をのんびりめぐれる『伏見十石舟』がおすすめです。
『伏見十石舟』は、江戸時代に酒や米、旅客を積んで淀川を渡っていた舟の名称。
数百年のときを経て復刻した現代版の十石舟は、宇治川派流を約50分のコースで往復しています。
爽やかな風と心地よい揺れに身をまかせながら、川沿いのしだれ柳や白壁の酒蔵を眺めていると、まるで江戸時代にタイムスリップしたかのような不思議な感覚に。
春には桜が咲き乱れているので、船上で贅沢なお花見も体験できちゃいます。
岡崎疏水 伏見十石舟
所在地:京都府京都市伏見区南兵町247番地
運航期間:3/19~12/5頃
※8月は8/1〜8/15のみ運航
運航時間:10:00台~16:00台(11/25~12/5は15:40が最終便)
運休日:8/15~8/31
料金:大人 1,200円
※感染拡大防止の為、中止・変更となる場合がございます