京都
KYOTO
COLUMN
京都の穴場スポットを巡る、おすすめの日帰りデートコースをお届けします。京都観光の定番スポットも、いつもと違った楽しみ方をご紹介。自然・動物・グルメと、京都を存分に満喫しましょう。
JR京都駅の改札を出たら、まずは『京都タワー』を“外から”楽しみましょう。西側の大きなエスカレーターを登り切ると、屋外展望テラス「葉っぴいてらす」があります。緑に囲まれたベンチに座って、京都タワーをゆっくり眺められますよ。京都駅にいながら人の少ない場所でしみじみ、京都に来た感を噛みしめられる穴場。
駅から徒歩1分の京都タワー館内へ入ると、飲食店やお土産ショップも揃っています。まず腹ごなしをしたい方にぴったりなのが、京都タワーのタワーホテル3階にあるレストラン。モーニングからビュッフェ形式で京都のおばんざいをいただけますよ。
京都の観光気分を盛り上げるためには、やっぱり展望室へ。地上100mの高さから、今からめぐるスポットを探してみましょう。5階の展望室には、無料望遠鏡も設置され360°ぐるりと市内が見渡せるので、歴史ある町並みを上空から下調べしておけます。
展望室の一角には、京都タワーのマスコットキャラクター・たわわちゃんの神社も。鳥居の奥には金色のご神体が祀られているので、旅の充実と安全を祈って手を合わせて♪
移動手段:京都駅より徒歩1分
所要時間:11:00〜12:30(約1時間30分)
京都タワー
所在地:京都市下京区烏丸通七条下る東塩小路町721-1
営業時間:10:00〜21:00 (最終入場20:30)
休館日:年中無休
入場料:大人900円、高校生700円、小中学生600円、幼児(3歳以上)200円
京都タワーで観光のプランを立てたらレンタカーを借りて、東本願寺内にある『渉成園』へ。三代将軍の徳川家光から寄進された、国の名勝に指定される仏寺庭園は、石川丈山が手を入れた後に完成。別名「枳殻邸」と呼ばれ、源氏物語の主人公・光源氏の住居とも噂されています。
光源氏の面影が残る渉成園(枳殻邸)には、季節の花々が咲き香ります。敷地内に点在する「十三景」といわれる美しい景観が見られるスポットを、ぜひ巡っておきたいところ。その名の通り、桜の名所となっているのが「傍花閣」です。桜を愛でるために建てられた茶室の周りには、3月中旬から5月中旬まで、多品種の桜が咲き交わります。
紅葉のシーズンには、十三景のうち、ぜひ「丹楓渓」へ。知る人ぞ知る紅葉の穴場スポットで、タイミングによっては敷き紅葉の遊歩道を散策できます。イチョウの黄色やクチナシの花の白、サザンカの橙といった色とりどりの競演を楽しんで♪
夜の庭園では、季節限定のライトアップにも注目。2023年からは壮麗な夜桜のライトアップも行われました。渉成園の中心となる「印月池」に、赤や青、緑に照らされ写し出された草花は幻想的です。
移動手段:京都タワーより車で5分
所要時間:13:00〜14:30(約1時間30分)
渉成園(枳殻邸)
所在地:京都府京都市下京区下珠数屋町通間之町東入東玉水町
開園時間:【11~2月】9:00~16:00(最終受付15:30)【3~10月】9:00~17:00(最終受付16:30)
休園日:無休
庭園維持寄付金:一般500円、高校生以下250円
渉成園(枳殻邸)で自然を堪能したら、明治36年開園の『京都市動物園』で癒しの動物タイムを。120周年を迎えた京都市動物園には、哺乳類から鳥類、魚類まで、100種類以上の動物たちが暮らしています。
特にゴリラの一家が人気で、イケメンゴリラとして有名なお父さんのモモタロウと天才息子といわれるゲンタロウや、今年5歳になる次男のキンタロウの展示施設はいつも人だかりが。
京都市動物園は動物の種類が豊富なだけではなく、春になると園内のあちらこちらで桜が満開になります。エントランスをくぐったところにある芝生広場には、ゴザの無料貸し出しがあるときも。手ぶらで行ける穴場のお花見スポットで、動物と桜の写真が撮れる素敵なひと時を過ごしてみて。
移動手段:渉成園より車で15分
所要時間:15:00〜17:00(約2時間)
京都市動物園
所在地:京都府京都市左京区岡崎法勝寺町岡崎公園内
開園時間:【12~2月】9:00~16:30(最終受付16:00)【3~11月】9:00~17:00(最終受付16:30)
休園日:月曜(月曜が祝日の場合は翌平日)、年末年始(12/28~1/1)
入場料:一般750円、中学生以下無料
京都市動物園を楽しんだ後は、本日の最終地点『錦市場商店街』へ。400年以上の歴史を持つ「京の台所」の錦市場商店街は、390m続く長いアーケードに、約120店が軒を連ねています。京都ならではの珍しい食材を、その場でいただいたり、テイクアウトしたりと2通りの楽しみ方で満喫しましょう。
かつて魚問屋だった錦市場には、ぷりんと弾力のある生牡蠣や定番のたこたまご、長くて驚くロング海老天串など、海鮮メニューが充実。中でも「魚串」は、種類が豊富でマグロやトロサーモンのづけ、生マグロのカルパッチョ串などから選べます。小さなテーブルを用意している店舗もあり、その場で食べられるのもうれしいところ!
京都の市場ならではの、湯葉のクリームコロッケや京風たこ焼き、老舗豆腐屋さんの豆乳ドーナツなど、できたてが美味しいメニューも揃っています。インスタ映えスイーツを狙うなら、コロンと丸いあんバターたい焼きを要チェック♪
京都の三大漬物や京野菜を使ったおばんざい、じゅわっとお出汁が広がるだし巻き玉子など、懐かしさを感じる商品もテイクアウトできるのが錦市場商店街の魅力。旅館に帰ってからホッと一息するお茶のお供に、どうぞ。
移動手段:京都市動物園より車で15分
所要時間:17:30〜19:30(約2時間)
錦市場商店街
所在地:京都府京都市中京区西大文字町609番地
営業時間:店舗により異なる
休業日:店舗により異なる
今回は、京都の穴場スポットとおすすめのモデルコースをご紹介しました。絶えず人が集まる人気観光スポットも魅力的ですが、時として喧騒から逃れた場所で、ゆったりと心を落ち着かせるのも大切。和の情緒を感じる旅にしたいおふたりは、ここ京都にしかない穴場を、ぜひ参考に訪れてみてください。
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nene|フリーランス
文章と写真でおもてなしする、ライター兼カメラマン。人の琴線に触れるものを発信したい。根っからの宝塚ファン。