京都の穴場スポット決定版15選！地元に親しまれた静かな場所で心を解放して過ごそう

京都の東山地区にある『高台寺』は、北政所ねねが、夫である豊臣秀吉のために建立した由緒あるお寺。境内にある庭園は、国の史跡であり名勝にも指定され、回遊式庭園の偃月池に架かる「観月台」は、ねねが秀吉を想って月を眺めた場所ともいわれています。茶室の「時雨亭」「傘亭」もあり、枝垂桜や紅葉見物をしながら、ぼーっとするひと時を過ごせますよ。

季節の催しやアーティストとコラボしたイベントや、特別茶会なども行われています。インスタ映えを狙うなら、イベントごとに変わるカラフルな波心庭と庭園に咲く美しい枝垂桜は必見。

日中とは違った高台寺を楽しみたいなら、季節に合わせて行われている夜間特別拝観に注目してみて。2023年の12月10日（日）までは秋の夜間特別拝観でのライトアップも実施。北条所ねねの400年遠忌に合わせ、今回のプロジェクションマッピングのテーマは「情景」です。

ねねの想いを深く知りたいなら、高台寺の塔頭寺院『圓徳院』にも足を伸ばすのがおすすめ。ねねが晩年を過ごした地といわれ、高台寺からほど近くにある、ねねの道沿いにあります。境内では、秀吉公ゆかりの神仏への献茶点前や、秀吉公守り本尊の三面大黒天への祈祷など事前に予約することで貴重な体験ができますよ。

京都の歴史にも自然にも触れたいなら『京都御苑』がおすすめ。約100ヘクタールにおよぶ緑豊かなスポットには、1000年以上にわたって天皇が住んでいた歴史ある「京都御所」や式典の会場となる「京都迎賓館」、上皇や法皇が退いた後の住まいの茶室や庭園などが残る「京都仙洞御所」などがあり国内外を問わず多くの観光客が訪れています。

公家の歴史を知るうえで重要な庭園「桂宮邸跡」に加えて、小鳥たちがやってくる里山のような森や涼しげな小川と、春先に開花する梅林、桃林、枝垂桜の自然も見どころです。

2月中旬から3月中旬にかけては約180本の梅林が花を咲かせ、1本の木から違う色の梅が花開く珍しい品種も。その後、3月中旬頃から4月上旬には約70本の桃林が開花し、時期を同じくして近衞邸跡の枝垂れ桜が咲きほころび始めます。約1ヵ月以上の間、春の訪れを楽しめるのもうれしいポイントです。

園内にある4つの飲食エリアが設けられていて、枝垂れ桜が見事なエリアの近くには、創業300年を越える老舗京菓匠『笹屋伊織』が手掛けるカフェがあります。抹茶やあずき、白玉といった和の食材を取り入れたスイーツをご賞味あれ。テラスから京都御所を眺められる「中立売休憩所」では京のおばんざいを中心としたメニューをゆったりと味わえます。

嵐山の渡月橋を眺められる、とっておきの立地にある『アラビカ京都 嵐山』は、こだわりのスペシャルティコーヒー専門店。京都の人気観光地・嵐山に佇む、白を基調とした店構えが素敵。見事な景観とコーヒーの奥深い味わいがあわさって、ここでしか味わえない1杯に出会えます。

「京都から世界へ」を合言葉とするアラビカコーヒーは、海外168店舗を中心とし国内では6店舗を展開。そのうち3店舗が京都で運営中。店内に入ったらハワイの自社農園で採れる、種類豊富なコーヒー豆のディスプレイにも注目してみて。

定番メニューは、深みとコクのバランスがとれた「アラビカブレンド」。チョコレートの風味がありミルクとの相性が抜群です。そのほか、抹茶ラテやレモネード、フードメニューにはスペイン産の生ハムとフランス産のチーズを使用した数量限定のバゲットサンドもあります。

デートの時間を大切にしたいなら、公式アプリからのオーダーが便利。コーヒーとフードが並ばずに購入でき、インスタ映え必至の％マークをモチーフにしたトートバッグやタンブラーなどのグッズも注文可能。コーヒー豆の説明も載っているので、店頭に行く前に要チェックです。

一息つける穴場を探しているなら『和カフェ季の音』はアクセスが良く、京都観光の合間に立ち寄れます。鴨川沿いから一本入った四条河原町の交差点にほど近く、抹茶とほうじ茶を連想させるやさしい色合いの内装でほっこりとくつろげます。

和カフェ季の音の二大看板メニューは、厳選した抹茶を使用したスイーツと四季折々の風景を取り入れた和パフェ。濃茶モンブランは丸久小山園の抹茶や丹波の黒豆など、京都を感じる風味豊かな素材を使用。

夏期限定のかき氷では、濁りのない純水を凍らせた氷を薄く削り、自家製の蜜をかけた「いちご畑氷」が人気です。長野産の夏苺は甘さたっぷりで、見た目にもフォトジェニックそのもの。同じく長野県産の夏苺のトッピングに、練乳をエスプーマして仕上げた「苺の練乳エスプーマ氷」も注目してみて。

河原町駅から徒歩5分の『和栗専門 紗織』は、抹茶以外の和スイーツを京都市内で楽しめます。ネット予約に加え、毎朝9時から当日分の整理券が配布されるほどの話題のお店。和モダンな店内には、鴨川を眺めながらゆっくり寛げるソファー席や、モンブランが作られる様子を間近で眺められるカウンター席が設けられています。

和栗専門 紗織の看板メニューといえば、わずか1mmの細さで紡ぎ出される錦糸クリームを重ねたモンブラン。栗のグレードが異なる2種類が用意されていて、特に京丹波産の最高級栗のみを使用した「紗-しゃ-」は、1日40食限定の人気メニューです。砂糖の甘みは極限まで抑えた栗本来のまろやかな味わいを、ぜひ堪能したいところ。

メニューはモンブランに限らず、季節のフルーツと和栗の贅沢マリアージュを楽しめるパフェやタルトも。カウンターで茹で上げる白玉に、濃厚な和栗クリームと山盛りの栗粉を加えた「栗粉もち」も人気ですよ。

テイクアウトするなら「1mm和栗のモンブランソフト〜綾〜」や「和栗と木苺のモンブランケーキ」がおすすめ。鴨川沿いで名物のモンブランをいただきながらゆっくりするもの良いかもしれません♪　京都駅すぐのジェイアール京都伊勢丹の地下1階にも離れの店舗があるので、お土産には、そちらもあわせて立ち寄ってみましょう。