京都
KYOTO
COLUMN
ここまでは京都のモデルコースをご紹介してきましたが、着物や浴衣での散策には、いくつか注意点があります。最後に快適に着物で京都観光するためのコツをご紹介します。
着物は、下着が透けない濃いめの色をチョイスしましょう。色の薄い着物や浴衣、夏着物を着る予定のある方は、控えめカラーの下着がおすすめ。帯で胴回りが圧迫されるため、なるべくワイヤーなどの負担が少ないものを選ぶのが無難です。
着物姿で大きな荷物をもつのは大変なもの。持ち物はなるべくコンパクトにまとめましょう。夏場は、うちわや扇子も必須アイテム。着物に慣れていない方は、鼻緒ズレ対策のためにワセリンや絆創膏を忍ばせておくと役立ちます。
下駄を履いて歩く際には、すり足気味に歩くことを心掛けると良いですよ。裾がめくりあがりにくく、上品な歩き方に見えます。雨などで足場が悪い日も、泥水が跳ね返って着物を汚す心配が減りますよ。
暑さ対策と歩き方を万全にして、快適に京都散策に出かけましょう。
日本の伝統文化が色濃く京都。着物や浴衣を着て散策できるエリアは日本中にたくさんありますが、京都には京都でしか味わえない体験や出会いがたくさんあります。食べ物や観光地だけでなく、漂っている空気や暮らしぶりにも注目しながら、京都散策を楽しみましょう。
旅の高揚感を高めてくれる京都へ、ぜひふたりでお出かけしてみませんか?
nene|フリーランス
文章と写真でおもてなしする、ライター兼カメラマン。人の琴線に触れるものを発信したい。根っからの宝塚ファン。