奈良
NARA
COLUMN
最後に、今回のドライブコースには紹介しきれなかった奈良のおすすめスポットをご紹介します。季節ごとの見どころなどもまとめているので、ぜひチェックしてくださいね。
春といえば、やっぱり桜!知られざる桜のフォトスポットから日本一の桜の名所まで、奈良の注目スポットをご紹介します。
田園の水面に映る桜がとっても美しい『諸木野の桜』。牛繋ぎの桜という名前でも知られています。もともと車通りが悪いこともあり、一部の写真家たちにしか知られていませんでしたが、近年メディアにたびたび取り上げられたことで人気に。見ごろは4月下旬。天気が良いとよりはっきり水面にピンク色の桜が写ります。また、昼だけではなく夜桜も美しく、星と一緒に桜を撮影するカメラマンも多いですよ。
『吉野山』は、日本一の桜の名所としても知られる観光スポット。春には全国からたくさんの観光客が訪れます。桜はシロヤマザクラをはじめ、鑑賞できる種類はなんと約200種にも及びます。桜の木の数は計30,000本。一目で千本もの桜が見えるということから、見どころエリアはそれぞれ下千本、中千本、上千本、奥千本と名付けられています。種類が多いこともあり、満開時期は少しずつ異なります。そのため、長期間お花見を楽しめることも魅力。なお、毎年4月頃に開催される桜まつりでは、18時~22時の間にライトアップも楽しめます。
夏の注目イベントやおすすめ観光スポットをご紹介。奈良の夏をもっと楽しむために、知っておいて損はナシ!
奈良の夏の風物詩といえば、『なら燈花会』。奈良の各エリアにロウソクを灯すイベントで、奈良公園ではなんと約2万個ものロウソクが辺り一帯を照らします。浴衣を着た地元の人や観光客で賑わう人気イベント。夜になるとライトアップイベントが公園内の各地で行われ、より幻想的な風景を見ることができます。ボートで池を漕ぐこともでき、映画のようなロマンチックな世界を体験することも。
『面不動鍾乳洞』は関西最大級の鍾乳洞です。鍾乳洞ならではの幻想的な雰囲気はもちろん、特に夏場はひんやりとして涼しく、観光客からも高い人気を集めています。ドーム状の洞内には天井から鍾乳石が伸びており、神秘的な景色に。暑い夏には、ぜひ面不動鍾乳洞で汗を冷やしてみては。まるで異世界のような地底探検を堪能しましょう。
秋といえば紅葉!たくさんのお寺や神社がある奈良は、紅葉との相性も抜群。秋に訪れるときにぜひおすすめしたいスポットをご紹介します。
『長谷寺』では山全体が真っ赤に染まるほどの紅葉を満喫できます。お寺をはじめとした重厚感ある建物と紅葉との色合いがとても美しく、奈良ならではの紅葉を楽しめます。2020年は中止となってしまいましたが、毎年紅葉まつりも開催されており、秋季特別寺宝展やお茶会なども楽しめます。
奈良県桜井市で特に人気の高い紅葉スポット『談山神社』。談山神社の真っ赤な十三重塔と赤い紅葉の色合いが見事にマッチしています。夜になるとライトアップも楽しめるのでぜひチェックしてください。拝殿で開催される特別展では、普段は京都府博物館にある秘宝も展示されます。
最後は、カップルで訪れたい冬の観光名所をご紹介します。雪の中で綺麗に咲く花と山々に囲まれた温泉で心と体を癒やしましょう。
『當麻寺奥院』では毎年冬に可憐な牡丹が花を咲かせます。藁の屋根に包まれた牡丹はなんとも愛らしい姿。白やピンク、赤などさまざまな牡丹が咲いており、見ごろは12月中旬~1月下旬。池も凍っていますが、中では鯉がちゃんと泳いでいて、冬ならではの景色を楽しめます。
冬といえばやっぱり温泉!奈良県の人気温泉スポット『十津川温泉郷』。掛け流しにこだわっており、2004年には全国で初めて村全体の「100%源泉かけ流し」を宣言しています。十津川温泉郷では、十津川温泉と上湯温泉、温泉地温泉の3種類があり、それぞれ泉質が異なります。三湯めぐり入湯券を活用すれば、湯めぐりも行えますよ。冬は雪景色の中での温泉を楽しむことも。
奈良県の定番スポットを回るドライブコースと穴場スポットを回るドライブコース、そして最後に季節ごとのおすすめ観光スポットをご紹介しました。
四季折々の景色がより魅力的に映る奈良県。各季節に合わせて、気になるスポットをぜひコースに組み込んでみてくださいね。
Yuki|フリーライター
神戸市出身、フリーランスのライター、採用コンサルタント。趣味は映画、海外旅行。