奈良
NARA
COLUMN
日本古来の歴史や文化が色濃く残る奈良には、神秘の力が宿る地として知られる神社やお寺がたくさんあります。この記事では、奈良県にある数多くのパワースポットのなかでも、特におすすめの場所を厳選してご紹介します。
記事後半には、パワースポットをめぐる日帰りモデルコースもご紹介。ぜひおでかけの参考にしてみてくださいね。
奈良観光のスケジュールに組み込みやすい市内の定番スポットから、人が少なくゆっくりとめぐれる穴場スポットまで、10か所厳選してご紹介!
ありがたいご利益や運気上昇を願い、奈良でのパワースポットめぐりを楽しみましょう。
奈良県桜井市にある、三輪山をご神体とする日本最古の神社『大神神社』。古事記や日本書紀の神話にも記されている歴史ある神社です。
大神神社は本殿がないのが特徴で、拝殿から三ツ鳥居を抜け、山に向かって参拝をします。
ご神体は正面に見える三輪山。ご祭神の大物主大神が御魂を留めた山で、神の宿る山といわれています。
境内には、ふたつの岩が寄り添うように並ぶ「夫婦岩」や、撫でると運気がアップするといわれている「なでうさぎ」などの縁起物も。万病に効くという薬水が湧き出る薬井戸もあり、御神水を汲み取ることもできます。
境内を散策しながら、大自然から流れるパワーを体全身で感じられるスポットです。
大神神社
所在地:奈良県桜井市三輪1422番地
飛鳥時代の豪族・物部氏の総氏神として知られている、日本最古の神社のひとつ『石上神宮』。
奈良県天理市・標高266mの布留山の高台に位置している自然豊かな神社です。
物部氏の総氏神としても知られており、健康長寿、病気平癒、除災招福、百事成就の守護神として古くから信仰されてきました。
境内には、重要文化財の「楼門」や国宝に指定されている国内最古の「拝殿」など、日本古来の趣を感じられる歴史的建造物もたくさん残されています。
石上神宮の一番の見どころは「神杉」といわれる樹齢300年を超える杉の数々。長い歴史を見守ってきた木々の存在感は圧倒されるほどで、どこかあたたかみも感じられます。
境内は、豊かな常緑樹に囲まれているため、散策しているだけで神聖な雰囲気を味わえますよ。自然の音に耳を傾けて自分を見つめ直す…そんな過ごし方も素敵ですね♪
石上神宮
所在地:奈良県天理市布留町384番地
拝観時間:5:30~17:30(拝殿のみ)
桜井市にある縁結びや就職祈願で有名な『談山神社』。大化改新談合の地ともいわれ、境内には藤原鎌足公が祀られています。
境内には藤原鎌足公を弔うために建立された「十三重塔」があり、現存する木造の十三重塔としては世界唯一。国の重要文化財にも指定されています。
縁結びの神・鏡女王が祀られていているのは、参道「恋の道」を歩いた先にある「恋神社」(正式名称「東殿」)。藤原鎌足の妻・鏡女王が幸せな一生を送ったことから、縁結びの神様として祀られています。
恋神社の脇には、神が宿る「むすびの岩座」というパワースポットも。縁結びだけでなく、人間関係の良縁を結ぶといわれているので要チェック!
恋神社には、かわいらしいイラストが描かれた絵馬もあるので、パワースポット巡りの思い出にふたりで祈願してみては。
桜と紅葉の名所としても有名なので、見頃時期に合わせて訪れると美しい自然風景を楽しめますよ♪
談山神社
所在地:奈良県桜井市多武峰319番地
拝観時間:8:30~17:00(最終受付16:30)
拝観料:大人 600円、子ども(小学生)300円、未就学児 無料
奈良最大の神社で世界遺産に登録されている『春日大社』。全国3,000に及ぶ春日神社の総本社で、称徳天皇の勅命により、国家鎮護のため社殿を造営したのが始まりとされています。
摂社や末社を含めるとなんと60以上もの小社で構成されている広大な神社。奈良観光には外せない定番スポットとしても有名です。
春日大社を訪れたら、本殿の南側にある15の神社や遥拝所を巡る「若宮十五社巡り」をするのがおすすめ。
あらゆる難をお守りする神々の神社を巡る参拝方法で、若宮十五社巡りをすると世の中に存在するご利益を授かることができるとも言われています。
全国で唯一ご夫婦の大國様をお祀りしている「夫婦大國社」や、境内の一番奥にある静かで神秘的な「紀伊神社」なども合わせてチェックしておきたいスポット。
春日大社は敷地も広く、見どころが満載なので、訪れる際は見学時間をすこし余裕を持って計画しておくのがおすすめです。
春日大社
所在地:奈良県奈良市春日野町160番地
開門時間:【御本殿参拝所】 6:30~17:30(3月~10月)、7:00~17:00(11月~2月)【夫婦大国社】9:00~16:30
拝観料:【御本殿参拝所】 不要【萬葉植物園】大人 500円、小人 250円
吉野郡十津川村の標高1,076mの玉置山山頂近くに鎮座する神社『玉置神社』。
山奥で神秘的な風格を備える玉置神社は「紀伊山地の霊場と参詣道」として世界遺産にも登録されています。
境内には、悪神退散のために創建されたといわれる「本社」や、国指定有形重要文化財に指定された「社務所」など、歴史の深さを感じさせる建築物もたくさん。
長らく聖域として伐採が禁じられていたため、樹齢3,000年を超える神代杉や夫婦杉などの「杉の巨樹群」が残されているのも特徴です。
境内のなかでも特に注目していただきたいのが、末社に祀られた「玉石」。玉置神社は社殿がなく、ご神体である玉石に直接祈願します。周囲の荘厳な景色も相まって、自然とパワーが湧き出てくるような感覚を味わえるはず!
手つかずの自然が残る玉置神社。マイナスイオンもたっぷりと感じられるので、日常からはなれ、リフレッシュしたい方にもおすすめのスポットです。
玉置神社
所在地:奈良県吉野郡十津川村玉置川1番地