京都
KYOTO
COLUMN
京都市内から車で30分ほど南下した長岡京に位置する『楊谷寺』。大同元年(806)清水寺の開祖である第一世延鎮僧都によって開かれた由緒ある寺院です。古くから眼病平癒のご利益があると伝わり、平安時代より天皇家公家をはじめ、眼病に悩む多くの人々から信仰されてきました。
楊谷寺は紫陽花や紅葉など、季節ごとに移り変わる景色も見どころ。鮮やかな花手水の発祥の地としてSNSを中心に話題になっています! 手を浄める手水舎は四季の草花で彩られ、四季の美しさや癒しを感じられますよ。
初夏には紫陽花をはじめ、みずみずしい草花が彩られます。せっかくなら夏らしい花と京都の光景を写真に収めてみては?
楊谷寺
所在地:京都府長岡京市浄土谷堂の谷2番地
開門時間:9:00~17:00(最終受付 16:30)
拝観料:500円(ウィーク期間中 700円)、高校生以下 無料
一乗寺エリアの山の麓にある臨済宗南禅寺派の『圓光寺』。慶長6年(1601)、徳川家康が足利学校の僧、元佶(閑室)禅師を招き、教学の発展を図るため圓光寺学校として、伏見に建立したのがはじまりです。その後、寛文7年(1667)に現在の地に移転されました。
境内には、渦を巻く雲海に見立てた枯山水庭園「奔龍庭」や悟りへの道をテーマとした池泉回遊式庭園の「十牛之庭」など見どころがたくさん。
とくに本堂から眺める「十牛之庭」は、額縁庭園と呼ばれ、その名の通り額縁に入れられた絵画のように四季折々の美しい景色を楽しめます。
庭一面に広がる壮大な敷紅葉が有名ですが、夏の新緑・深緑の時期にはもみじや苔が青く染まり神聖な空気に包まれます。
寺院に隣接する竹林や裏山への散策をすれば、夏でも、つかの間の涼を感じられるでしょう。
圓光寺
所在地:京都府京都市左京区一乗寺小谷町13番地
拝観時間:9:00~17:00
拝観料:大人 800円、小中高校生 500円
※特別拝観は時間・料金が異なります
京都北部・日本海の宮津湾に位置する『天橋立』は、陸奥の松島と安芸の宮島とともに日本三景のひとつに数えられる特別名勝です。
約6,700本もの松が生い茂り幅20〜170m、全長3.6kmと続く白砂の砂州は、何千年もの歳月をかけて自然が作り出した神秘的な光景。
天橋立は見る方向によって眺望の呼び名が異なります。とくに「天橋立ビューランド」からの眺めは、龍が天に昇るように見立てられることから「飛龍観」と呼ばれています。
展望スポットから天橋立の全景を眺めるのはもちろんですが、夏を満喫するなら海水浴がおすすめ。透明度が高く穏やかな波が特徴的なので、大人はもちろん子どもも楽しめますよ。
例年、8月中旬には江戸時代から続く「宮津燈籠流し花火大会」も行われるため、夏らしいイベントを満喫できます!
天橋立
所在地:京都府宮津市文珠天橋立公園
盆地のイメージが強い京都ですが、京都北部には絶景の広がる海水浴場がたくさんあります。なかでも『夕日ヶ浦(浜詰夕日ヶ浦海水浴場)』は、夏になると多くの人で、にぎわう人気の海水浴場。
遠浅の浜で、海水浴や釣りを楽しむのにぴったり。ビーチ周辺にも温泉街の旅館などが揃い、京都旅行の宿泊先にもおすすめです。
また、夕日ヶ浦はその名の通り夕日の名所としても知られています。海に沈みゆく黄金色の太陽は、まさにここでしか見られない絶景。浜辺には散策路やベンチが整備されているため、夕日が沈みゆく景色をゆっくりと眺められますよ。
流木で出来たブランコ「ゆらり」はフォトスポットとして人気なので、写真撮影も忘れずに!
夕日ヶ浦(浜詰夕日ヶ浦海水浴場)
所在地:京都府京丹後市網野町浜詰
『嵐山祐斎亭』は、嵐山の大堰川沿いにひっそりとたたずむ、築約150年の風情ある建物。料理旅館「千鳥」として使われていたこの場所は、文豪・川端康成が『山の音』を執筆した部屋ともいわれています。現在は染色作家の奥田祐斎氏のアートギャラリーとして使用され、2020年からは予約優先制で一般公開されるようになりました。
嵐山祐斎亭の魅力は、四季折々に移り変わる美しい景色。特に丸窓の景色は、机や水面に映り込むシンメトリーな絶景が広がります。
紅葉の時期が特に人気ですが、夏の深緑も見事。やわらかに差し込む木漏れ日を感じれば、夏の暑さも癒されることでしょう。
嵐山祐斎亭
所在地:京都府京都市右京区嵯峨亀ノ尾町6番地
開館時間:10:00〜17:00(最終入場 16:30)
休業日:木曜
見学料:13歳以上 2,000円(事前予約制)
※12歳以下の入館は不可
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