京都
KYOTO
COLUMN
日本で初めての密教寺院ともいわれる『東寺』は、1,200年以上の歴史を誇り、現存する唯一の平安京の遺構です。平安遷都と共に建立された寺院であり、木造の建築物としては日本一の高さを誇る約55メートルの「五重塔」が圧巻です。塔内には、弘法大師空海が唐より持ち帰った仏舎利が納められています。
そのほか弘法大師空海が住房とした「御影堂」や、東寺一山の本堂でもある「金堂」など、境内には荘厳とした建築物が並びます。
さらに、五重塔の周りは春には桜、秋には紅葉の絶景が広がることでも有名。京都屈指の名所として知られているので、季節を合わせて訪れるのもおすすめです! 毎月21日には「弘法市」が行われ、境内には骨とう品や季節の植物が並びます。京都らしいお土産を探すのもいいかもしれませんね。
東寺
所在地:京都市南区九条町1番地
開門時間:5:00~17:00
拝観時間:【金堂、講堂】8:00~17:00(最終受付16:30)【観智院、宝物館】9:00~17:00(最終受付16:30)
入場料:境内無料
※拝観料は時期により異なる
※宝物館は会期中のみの拝観
鴨川沿いの見落としそうなほど細い小路『先斗町通』は、京都を代表する花街のひとつで、石畳の通りに芸舞妓さんたちの稽古場や茶屋、料理店などがずらりと並びます。
南北500メートルの狭い路地にはオレンジの提灯が掲げられて幻想的な雰囲気。京都らしい風情たっぷりの町並みを感じられるので、散策するだけでも楽しいですよ。
また、先斗町通には芸妓・舞妓の伎芸発表の場である春と秋の「鴨川をどり」が開かれる「鴨川をどりと歌舞練場」があります。毎年5月に行われ、チケットはお手ごろ価格で手に入るので観光客でも気軽に楽しめるのが魅力。京情緒を感じたい方はぜひチェックしてみてくださいね。
先斗町通(先斗町のれん会事務局)
所在地:京都市中京区先斗町通四条上る柏屋町173-2先斗町
『圓光寺』は、山の麓にある臨済宗南禅寺派の寺院です。慶長6年(1601)、徳川家康が教学の発展を図るために、足利学校の僧、元佶(閑室)禅師を招いて伏見に建立し、圓光寺学校としたのがはじまり。その後、寛文7年(1667)に現在の地に移転されました。
境内の見どころは、「十牛之庭」と呼ばれる池泉回遊式庭園。牛を追う牧童の様子が描かれた「十牛図」を題材にしたといわれています。本堂から眺める庭園はまるで額縁に入れられた絵画のよう。
風情ある景観を、初夏の青もみじや秋の紅葉がすばらしく彩ります。境内には遊歩道があり、涼しげな雰囲気がある竹林や裏山への散策も可能。裏山からは寺院の建物越しに京都市街が一望でき、穴場の展望スポットになっていますよ。
圓光寺のある一乗寺エリアは、おしゃれなカフェや書店があり、さらにはラーメン激戦区として若者に人気のエリアでもあるので、街歩きも楽しめるはず♪
圓光寺
所在地:京都市左京区一乗寺小谷町13番地
拝観時間:9:00~17:00
拝観料:大人 600円、小中高生 300円
『貴船神社』は、京都の奥座敷といわれる貴船エリアに位置する神社。全国に約2,000社を数える水神の総本宮で、白鳳6年(677)にはすでに御社殿が建てられていたとされるほど古い歴史を誇る神社です。
「きふね」は古くから気の生ずる根源として「氣生根」と記され、神様のパワーに触れることで気が満ちるといわれています。
貴船神社のご利益としては運氣隆昌、えんむすび、諸願成就などとあり、とくに若者に人気なのが水占みくじ。御神水に占いの紙を浮かべて、おみくじの内容が浮かび上がってくるというもので、浮かび上がる文字を写真におさめられるSNS映えスポットでもあります。
貴船神社は京都市の北に位置しており、夏でも涼しい避暑地として知られているので、京都の中で涼スポットを求めている方にもおすすめです。
貴船神社
所在地:京都市左京区鞍馬貴船町180番地
参拝時間:【5~11月】6:00~20:00【12~4月】 6:00~18:00
京都の世界遺産のひとつとして登録されている『上賀茂神社』は、京都随一の歴史を誇る神社。正式名称は「賀茂別雷神社」といい、賀茂別雷大神を御祭神とし厄除・災難除け・必勝の神として信仰されていますよ。
真っ赤な朱色が際立つ楼門や境内で格式の高い細殿などの重要文化財も多数あります。
『上賀茂神社』では、京都三大祭の「賀茂祭(葵祭)」が開催されることでも有名。新緑が美しい境内に斎王代を中心とする行列がゆっくりと進む姿は、京都の歴史と伝統を感じさせてくれますよ。春には桜、秋には紅葉も美しいので、散策にもおすすめです。
上賀茂神社
所在地:京都市北区上賀茂本山339番地
開閉門時間:5:30~17:00(二ノ鳥居)