淡路島
AWAJISHIMA
COLUMN
日本神話や古事記などにも登場する、国づくりの最初に誕生した「おのころ島」。その伝承地のひとつが『絵島』です。イザナギ・イザナミの神話が伝えられるパワースポットで、自然による造形の美しさから数多くの和歌にも詠まれてきました。
海風が育んだなだらかな岩肌が特徴的な絵島は、一度は見ておきたいスポット。遠くから全体像を狙ったり、特徴的な岩肌を間近に捉えたりと、写真撮影もすこしこだわってみて。
絵島探索のあとは、国づくりに縁の深い神社にも寄り道。淡路島で最も歴史のある『石屋神社』や、イザナギ・イザナミ神が生んだ蛭子をお祀りする『岩樟神社』でお参りしましょう。
少し車を走らせると、鱧やフグ料理が自慢の食事処や、130年余りの歴史がある酒蔵もあります。絵島を中心とする、日本遺産&美酒美食コースをめぐるのも良いですね♪
絵島
所在地:兵庫県淡路市岩屋884-4
淡路島唯一の赤レンガ造りの観光スポット『洲本アルチザンスクエア』。明治時代に建てられた旧鐘紡洲本工場原綿倉庫をリノベーションした複合施設です。
明治クラシック×モダンカルチャーをテーマにした施設内には、カフェや飲食店、雑貨店などさまざまなお店が揃っています。重厚感ただよう建物は、フォトスポットとしてもぴったり。
2021年には複合スペース『S BRICK』がオープン。「島で暮らす喜びをシェアできる場所」をコンセプトに、同フロアにはFOOD BASE、KIDS BASE、CRAFT BASE、SHARE BASEの4つのエリアがあります。
FOOD BASEは、御食国と呼ばれる洲本ならではのグルメが楽しめるエリア。搾りたての新鮮なミルクを使ったフレッシュチーズや、地元食材を掛け合わせたローカルピザなどが味わえます。
モノづくりに興味があるおふたりは、CRAFT BASEを要チェック。予約しておけばだれでも無料で利用できるクラフトスペースで、工具もレンタルできます。
多目的スペースのSHARE BASEでは、コンサートやセミナーが開かれていることも。
味のある写真を撮りながら、どこか懐かしい雰囲気をじっくりと堪能しましょう!
S BRICK(洲本アルチザンスクエア)
所在地:兵庫県洲本市塩屋1-1-8
営業時間:10:00〜18:00
淡路島から明石海峡大橋を渡ったところにある『孫文記念館(移情閣)』。中国の革命家であり、政治家の孫文にまつわる資料や直筆サインが展示されている記念館です。
どこから見ても六角形に見えるその外観から、別名「舞子の六角堂」とも呼ばれています。
ノスタルジックな雰囲気がただよう均整のとれた移情閣。明石海峡大橋と瀬戸内海をバックに撮影すれば、ほかのスポットとは一味違う異国情緒あふれる写真を撮影できますよ。
建物と明石海峡大橋のシルエットが浮かび上がる、サンセットの撮影もおすすめです♪
館内には八角形すべての角度に窓があり、六甲山や大阪湾、播磨などそれぞれ違った景観を楽しめます。窓からの景色を堪能したあとは、中国の意匠が感じられる贅を尽くした内装にも注目。
きらびやかな館内を見渡しながら、大正期から舞子浜を見守り続けるこの建物に思いを馳せ、ノスタルジックな時間を満喫しましょう!
孫文記念館
所在地:兵庫県神戸市垂水区東舞子町2051番地
開館時間:10:00~17:00(最終入館 16:30)
休館日:毎週月曜日、12/29〜1/3
入館料金:大人 300円、小中高生 無料
標高約145mの大見山に位置し、福良湾を一望できる『若人の広場公園』。先の大戦で命を落とした男女学生の追悼と平和を願う都市公園です。
園内は公園・展示・記念塔ゾーンにわかれていて、戦時中の歴史を学んだり、景色や散策を楽しんだりと、のんびりとした憩いの時間を過ごすことができます。
展示資料館の屋上からは鳴門海峡が一望でき、タイミングによっては雲の間から光が射す「天使のはしご」を見ることも。
大園島や阿万の田畑など、淡路島らしい360度のパノラマビューも楽しめるのも魅力のひとつです。
石積みの展示資料館や、公園のシンボルである高さ24mの記念塔も要チェック。記念塔の下部には、学生たちを弔う「永遠の灯」が燃えています。
館内では、平和への祈りが込められた作品や戦時中の品々が展示されているので、ぜひ見学もご一緒に。
園内をまわったあとは、公園ゾーンでひと休みしながら、美しい淡路島の景色を堪能しましょう。
若人の広場公園
所在地:南あわじ市阿万塩屋町2658-7
開園時間:9:00~17:00