京都のおすすめフォトスポット！　着物で写真映え＆撮影しやすい穴場の絶景スポット

『京都国立博物館』は、明治30年（1897）に開館した歴史ある博物館（旧 帝国京都博物館）。日本や東洋を代表する古美術品や考古資料、寺社からの寄託品など約14,600件の収蔵品のうち、彫刻や絵画、工芸品などを随時入れ替えながら展示しています。作品保護のため随時展示を入れ替えており、訪れるたびに新しい作品と出会えるのが特徴のひとつです。

そんな貴重な展示が多数見られるのが魅力の『京都国立博物館』ですが、重厚感ある外観の美しさも見ごたえあり！　旧 帝国京都博物館の本館である「明治古都館」や「表門」は国の重要文化財にも指定されています。フランス・ルネサンス-バロック様式を取り入れながらも、日本的な繊細な感覚が表現された煉瓦造りの洋風建築はフォトスポットとしても人気です。

『随心院』は、真言宗善通寺派の大本山として建立された寺院です。絶世の美女として知られる小野小町が余生を送った場所と伝えられ、境内には小町が化粧に使った井戸、千通の恋文を埋めた文塚など、小町ゆかりの史跡が残されています。

梅の名所としても知られる、随心院。毎年3月の最終日曜日には「はねず踊り」が行われます。万葉集にも詠まれ、朱色に近いうす紅色をさす「はねず」の名の通り、美しい梅が咲き誇りますよ。

さらに、境内には鮮やかな薄紅色を基調とした襖絵「極彩色梅匂小町絵図」が飾られ、そちらもフォトスポットとして人気。小野小町の一生を描いた華やかな色合いが魅力です。

小野小町の姿が描かれた、ピンクのかわいらしいデザイン「小町絵馬」の奉納も忘れずに♪

『渉成園』は、東本願寺の飛地境内地の庭園。周囲に枳殻（からたち）が植えてあったことから枳殻邸とも呼ばれています。徳川家光から土地の寄進を受け、承応2年（1653）に東本願寺の13代宣如上人の隠居所と定めたのが、渉成園の始まりです。現在は、約1万6千坪の広大な敷地を有する庭園が広がります。

石川丈山の作庭と伝えられる池泉回遊式庭園には、渉成園十三景と呼ばれる13の絶景があるのが特徴のひとつ。なかでも、東山から上る月影が水面に美しく映ることから名づけられた「印月池」や、印月池に浮かぶ南大島の「臥龍堂」など風情ある美しい景色は、フォトスポットとしても人気があります。

京都駅から徒歩10分ほどであるにもかかわらず、春には桜やツツジ、秋には紅葉やイチョウなど豊かな自然を感じられるのも魅力のひとつ。秋にはライトアップが行われ、幻想的な景色が見られますよ♪

穴場スポットを巡りたいなら、隣駅・山科エリアにある『毘沙門堂門跡』がおすすめ！　大宝3年（703）に文武天皇の勅願により開かれた毘沙門を御本尊とした天天台宗の寺院です。古くから「毘沙門さん」と呼ばれて信仰されています。

毘沙門堂門跡は紅葉の絶景スポットとしても有名。とくに、見ごろが終わる例年12月の時期が絶好のタイミングです。紅葉の葉が落ちると「敷き紅葉」が参道の勅使坂周辺で見られ、まるで赤い絨毯のように一面へ美しく広がります。

紅葉に囲まれた朱色の本殿や背の高い木々が赤く染まる姿は、ぜひ写真におさめたいところ！　京都市内から離れているため、人が少なくゆっくりと見学できるのも魅力のひとつです。静かでしっとりとした雰囲気のなか紅葉を楽しめるSNS映えする絶景スポットで、圧巻の美しさを写真におさめてみてはいかがでしょうか？

京都駅から徒歩約20分の梅小路公園内にある『京都水族館』。日本初の人工海水を100％使用した水族館として知られています。「近づくと、もっと好きになる。」をコンセプトに、川や海の生物が自然に近い形で展示されています。

京都に古代から生息する国の特別天然記念物・オオサンショウウオの展示は京都水族館ならでは。生きた化石とも呼ばれるその姿は、力強く、つい目が離せなくなってしまうかもしれません！

フォトスポットとしておすすめなのは、30種5,000匹のクラゲが泳ぐ幻想的な雰囲気が魅力の「クラゲワンダー」。たくさんのクラゲが漂う姿を360度のパノラマで眺められ、まるでクラゲと一緒に海に浮かんでいるような体験が楽しめます。

そのほかにも、ペンギンやイルカ、アザラシなど、かわいい生きものたちが集まっていて、癒し効果抜群！　アザラシホットドックやオオサンショウウオ肉まんなど、生きものたちにちなんだグルメが楽しめるカフェも見逃せません。