奈良
NARA
COLUMN
9時にホテルを出たら、まずは法隆寺へ向かいましょう。JR奈良駅から電車で10分ほどで、最寄り駅である『法隆寺駅』に到着します。
法隆寺は、聖徳太子と推古天皇が創建したといわれる寺院です。世界最古の木造建築物の金堂をはじめ、五重塔などの重要文化財や国宝がたくさんあります。また、法隆寺はその歴史はもちろんのこと建築様式も見応えがあるため、建築物に興味のある人にもおすすめです。
五重塔は、上にいくにつれ建物が小さくなっており、中で支える柱もかなりずっしりとした作りになっています。この耐震構造は現代でも通用するもので、スカイツリーにも活用されています。回廊の柱の形はパルテノン神殿と同じ形をしており、定かではないものの古代ギリシャと関係があるのではないかとも言われています。
金堂に安置されている釈迦三尊像や薬師如来像、四天王像などの飛鳥時代以来の国宝も必見です。
西院伽藍(さいいんがらん)の奥にある大講堂の入り口には、国宝の薬師三尊像(薬師如来像、日光菩薩像、月光菩薩像)がずっしりと構えています。2.5m以上もの高さがあるその迫力には思わず息をのんでしまうほど。
事前に法隆寺にまつわる聖徳太子や飛鳥時代について少し学び、理解を深めておくことで、より楽しむことができますよ。
移動手段:奈良ホテルから奈良駅まで徒歩約20分(もしくは奈良交通バス『JR奈良駅行』に乗車)、JR奈良駅から法隆寺駅まで電車移動後、奈良交通バス『法隆寺参道』で下車)
見学所要時間:9:50〜10:50(約1時間)
法隆寺
所在地:奈良県生駒郡斑鳩町法隆寺山内1-1
拝観時間:2月22日~11月3日 8:00~17:00、11月4日~2月21日 8:00~16:30
定休日:なし
料金:一般1,500円、小学生750円
法隆寺のすぐそばにある藤ノ木古墳は、6世紀後半に築造されたと推定されています。1985年、88年に発掘調査が行われ多数の文化財が出土したほか、被葬者も発見されました。
大きさは直径50mほどですが、これまでに未盗掘の朱塗りの家型石棺、土器類、精巧で豪華な金銅製馬具、金銅製冠、履、鞍金具など数多くの遺物が発掘されているのです。出土品は重要文化財に指定されており、県立橿原(かしはら)考古学研究所附属博物館に保管されています。
藤ノ木古墳のすぐそばにある『斑鳩町(いるがちょう)文化財活用センター』では、斑鳩にまつわる様々な文化財が保管されています。定期的に展示なども開催され、2020年11月末まで行われていた『令和2年度秋季特別展』では聖徳太子の足跡というテーマの展示が行われていました。歴史や文化をより深く知りたいという人はぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。
移動手段:法隆寺から徒歩約7分
見学所要時間:11:00〜11:50(約50分)
藤ノ木古墳
所在地:奈良県生駒郡斑鳩町法隆寺西2-1795
ランチは奈良名物として有名な柿の葉ずしをいただきましょう。
厳選されたネタとご飯が柿の葉に包まれていて、ここでしか食べることができない一品です。サバやサーモンをはじめ、金目鯛、穴子、大根など季節に合わせたネタを取り揃えているほか、ランチには、にゅうめんや小鉢などもセットになっています。やさしい味で、素材の旨味がぎゅっと濃縮された上品な口当たり。
食後には柿のジャムがたっぷりとかけられたかき氷『柿氷』がおすすめ。とろっとした柿のジャムとふわふわの氷は相性がバッチリです。
移動手段:藤ノ木古墳から徒歩約10分
滞在時間:12:00〜13:00(約1時間)
柿の葉ずし 総本家平宗 法隆寺店
所在地:奈良県生駒郡斑鳩町法隆寺1-8-40
営業時間:販売 11:00〜16:00、飲食 11:00〜14:30(L.O.14:00)
予算:ランチ ~2000円