大阪の穴場スポットを楽しもう！おすすめ観光地から人気スポットの新しい発見も

春のお散歩デートにぴったりの穴場スポットが、天王寺区にある『愛染坂』。天王寺七坂のひとつに数えられる100mほどの急な坂道には、桜の木が連なるお花見のスポットとしても知られています。

「愛染坂」の由来にもなった「愛染堂勝鬘院」は、縁結びのパワースポット。坂の下り口にある境内には「恋愛成就・夫婦和合の霊木」と伝えられる桂の巨木が生育しています。ノウゼンカズラのツルが巻きつく様は、まるでカップルが寄り添い合っているようで素敵です♪

また、坂の周辺には、天王寺七宮のひとつで聖徳太子を祀る『大江神社』もあります。境内にある「夕陽岡」の俳句碑がある場所は、夕陽ヶ丘の地名どおり美しい夕焼けを眺められる穴場スポット。坂をのぼったあとのご褒美として、ゆっくり堪能してみて。

愛染坂以外にも、天王寺七坂は魅力がたくさん。石畳がノスタルジックな雰囲気を醸し出す口縄坂は、まったりくつろぐ猫の姿も眺められるスポットです。お花見しながら7つの坂を制覇して、お気に入りの坂を見つけてみるのも楽しいですよ。

大阪のレトロでディープな商店街といえば、何でも揃うと噂の『松屋町商店街』。松屋町は、大阪弁で親しみを込めて「まっちゃまち」と呼ばれるエリアです。大阪メトロ・松屋町駅を降りると、南北約1Kmに100軒以上の専門店がずらりと立ち並びます。

江戸時代に瓦職人がその技術を活かし、素焼き人形を作り始めたことから「人形の街」とも言われ、ひな人形はもちろん、昔懐かしのおもちゃや駄菓子、和紙などを販売するお店がたくさん。問屋街といっても、一般客も購入できるお店もあるので、いろいろと巡ってみてください。

ひな人形、五月人形のシーズンが過ぎた後には、花火やプール用品、縁日グッズなどが軒先に並びます。老舗の人形店のなかには、スーパーやコンビニでは手に入らない貴重な手持ち花火や、イベント用の打ち上げ花火を受け付けるお店もありますよ。

そのほか、オリジナルデザインの旗やのぼりを注文できるお店もあり、珍しいものばかりで見ているだけでも楽しめること間違いなし！　問屋では大容量で売られていることが多いので、大きめの袋やカバンを持ってお買い物を満喫してみましょう。

『大阪科学技術館』は、科学デートを楽しめる穴場スポット。身体を動かしながら最新技術の新素材や情報と映像、暮らしにまつわる科学などが体験できます。最寄り駅の大阪メトロの本町駅からは、徒歩3分ほど。

「テクノくんの健康くらぶ」と名付けられた体力測定は、垂直飛びや握力など、6つの測定をしながら体力年齢20歳を目指す人気の体験です。体力がどれだけあるのか試してみて♪

土日祝日や長期休暇中には、イベントも実施され、夏休み中には夏祭りも開催。2024年現在、2025年の大阪・関西万博に関する特別展示も実施中です！

大阪・堺市を観光するなら、堺のセントラルパークといわれる『大仙公園』に注目。38.5ヘクタールの広さを誇る総合公園で、園内には日本最大の前方後円墳・仁徳天皇陵古墳をはじめ、日本庭園や博物館、緑化センターなど数多くの施設が集まっています。

園内の見どころといえば、約1,000本もの桜。大阪一の桜の名所を目指す園内には、ヤエベニシダレ・ベニシダレの櫻街道があり、ロックガーデンには北海道に自生するチシマザクラやオオシマザクラなどの品種が植えられています。

伝統的な様式の日本庭園「築山林泉回遊式」は、池や橋、休憩所などがたくさんあり束の間のリラックスタイムにぴったりです。

休憩には庭園内のカフェもおすすめ。美しい景色を眺めながら、利休餅や季節の生菓子、抹茶ラテ、ほうじ茶といったフードやドリンクがいただけます。夏や秋の夜間特別開園中はライトアップも実施されるので、どの時間に行っても楽しめますよ♪

大阪で穴場のお城といえば、南海・岸和田駅から徒歩13分ほどの『岸和田城』。楠木正成の一族・和田氏が築いたと伝わるお城です。当時、一帯は「岸」と呼ばれていたため、和田氏とかけあわせて、岸和田という地名が誕生したともいわれています。

岸和田城が築城されてから現存して残っているのは堀と石垣のみ。海城といえるほどの幅広い水堀と、犬走りと呼ばれる足掛かりがある石垣は、どちらも城の建築には珍しいものなので必見です。阿吽の鯱が向かい合っている天守も要チェック！

城内では、作庭家・重森三玲さんが手掛けた庭園「八陣の庭」は、芸術価値と学術価値が高く国の名勝に指定されています。

お城の核となる天守閣内では、蛸地蔵伝説にちなんだタコデザインの御城印も販売。来城の記念に、続日本100名城のスタンプを押して帰るのもおすすめです。

3月下旬から4月上旬にかけて約170本の桜が咲き、夜桜ライトアップも実施されています。夜空に浮かび上がる桜と岸和田城をセットで楽しめるのが醍醐味。