大阪
OSAKA
COLUMN
行きたい観光スポットがたくさんで選べないおふたりに、日帰りで大阪を堪能できる名所をご紹介。
カップルで巡りたい冬の大阪観光モデルコースをお届けします。屋内スポットで暖まりながらのアート鑑賞や、春を告げる梅見、冬ならではのイルミネーションイベントにも訪れる充実の内容になっていますよ。ぜひ、大阪観光の前にチェックしてみてください。
梅田駅に到着したら、レンタカーで『大阪中之島美術館』に向かいましょう。
大阪中之島美術館は、中之島エリアのシンボル的スポット。黒い箱のような外観が印象的で、館内は黒や白、シルバーを基調としたスタイリッシュな空間が広がります。
エントランスには大阪出身の現代美術家・ヤノベケンジ氏が手がけた、個性的なネコの像も飾られているので要チェックです!
館内には、19世紀後半から現代までの日本・海外の美術作品が展示されています。洋画や日本画をはじめ、彫刻や版画など、幅広いコレクション数は何と6,000点以上! 常設展示のほか、ゴッホやロートレック、ミュシャといった画家の特別展示も人気を呼んでいますよ。
美術品を見学しつつ体感したいのが、こだわりある5階まで吹き抜けの遊歩空間。4階から5階部分には大きな窓が配置されていて、中之島ならではの冬の水景を鑑賞できます。
クリスマスシーズンには、中之島の水をテーマにしたイルミネーションや縁日が開催される期間もあるのでぜひ立ち寄ってみて。
移動手段:梅田駅から車で約10分
所要時間:10:00~11:30(約1時間30分)
大阪中之島美術館
所在地:大阪府佐野市りんくう往来南7-1
営業時間:10:00〜17:00(最終入場16:30)
定休日:月曜
入場料:展覧会により異なる
大阪中之島美術館でアートを体感した後は、日本三大祭の一つ・天神祭で有名な『大阪府天満宮』へ。
大阪府天満宮は、学問の神様として知られる菅原道真ゆかりのスポット。境内には道真が愛したといわれる梅の木を複数植えており、その梅が見ごろを迎える例年、2月から3月にかけては冬の恒例行事「てんま天神梅まつり」が開催されます。
てんま天神梅まつりの見どころは、本殿前でお披露目される樹齢200年を越える盆梅。境内の梅の木とはまたひと味違った、力強さが魅力。同行事内では、刀剣の展示や梅酒大会も同時開催されるので、梅見と一緒に楽しみましょう。
また、境内北側にある「星合池」の周りには多くの梅の木が植えられていて、白やピンクの愛らしい花が見学できます。この星合池に架かる橋は、運命の人と結び合わせてくれると伝えられる恋愛のパワースポット。梅の華やかな香りに包まれながら、2人で渡ってみるのも素敵ですね。
梅見の後は、大阪府天満宮に隣接する「天神橋筋商店街」で遅めのランチタイム。日本一長い商店街と言われていて、リーズナブルで美味しい地元の名店が軒を連ねています。洋食の老舗やお寿司、イタリアン、肉バルなど、その日の気分に合うお店を探してみて。
移動手段:大阪中之島美術館から車で約5分
所要時間:12:00~14:30(約2時間30分)
大阪府天満宮
所在地:大阪府大阪市北区天神橋2-1-8
授与所実施時間: 9:00~17:00
天神橋筋商店街でランチを楽しんだら、レンガ造りの西洋風建物を改装して2009年にリニューアルオープンした『造幣博物館』に移動。
展示室では造幣局の歴史が分かる資料や見本の貨幣、極印などがこだわりの照明の元、展示されています。日本の造幣技術を用いた冬季オリンピックのメダルも展示されていたりと、展示内容は順次アップデートされているので注目してみて。
また、小判が1000枚入った千両箱の重さを体験できるコーナーもあるので、どれほど重いのか体感してみましょう。
そのほか、屋外にはフランス・ドイツ製の圧印機の展示があったり、正門横には金属工芸品や記念貨幣のセットアイテムを販売するミントショップがあったりと、見どころがたくさん。日本硬貨の図柄が施された大きなお煎餅は、大阪土産にぴったりですよ。
造幣局は桜の通り抜けで有名なことから、周辺には桜の木がたくさん植えられていて、タイミングが良ければ、冬に早咲きの桜を見られるかも!
移動手段:大阪府天満宮から車で約10分
所要時間:15:00~16:00(約1時間)
造幣博物館
所在地:大阪府大阪市北区天満1-1-79
営業時間:9:00~16:45
休日:年末年始、「桜の通り抜け」開催期間、毎月第3水曜日
入館料:無料
※その他、臨時休館あり
造幣博物館を見学した後は、最終地点の『大阪城』へ。
大阪城は豊臣秀吉が初代城主を務めたことで知られ、展示室やミュージアムショップを備えた体験型の天守閣は注目を集めるスポットです。天守閣の屋上から眺める大阪の街並みも素晴らしく、冬には幻想的な景色が拝めるかもしれません。
そして冬の風物詩といえば、大阪城公園の見事な梅。100品種・1,200本を越える梅の木が植えられていて、1月から3月頃にかけて順に開花していきます。その時期の開花に合わせ変化する様子をゆっくりと鑑賞できるのが魅力です。周辺には期間限定コンビニもオープンし、梅にまつわるホットメニューの販売も行われます♪
梅に加え、園内では冬の花巡りができるようになっています。梅林でいち早く花開くのが、香り高く黄色の艶やかな花を咲かせるロウバイ。そのほか、日本の冬を代表するカンツバキや秋から冬にかけて花を咲かせるジュウガツザクラも見逃せません。
冬季の17時からはイルミネーションイベントの『大阪城イルミナージュ』が開催。格式高い大阪城とコラボレーションするLEDやネオンの光は、大阪での冬旅をあたたかく素敵に締めくくってくれますよ。
移動手段:造幣博物館から車で約10分
所要時間:16:30~19:00(約2時間30分)
大阪城(天守閣)
所在地:大阪府大阪市中央区大阪城1-1
開館時間:9:00~17:00(最終入館16:30)
休日:12/28~1/1
入場料:大人 600円、中学生以下 無料
冬の大阪観光では、普段見られない澄み切った自然や、イルミネーションイベントなど輝く夜景を楽しめます。寒い冬にこそ、大阪の魅力に触れると特別な思い出になること間違いなし。いわゆる行楽シーズンより人も少ないので、ゆったりとふたりのペースで巡れるのもポイントです。
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nene|フリーランス
文章と写真でおもてなしする、ライター兼カメラマン。人の琴線に触れるものを発信したい。根っからの宝塚ファン。