大阪
OSAKA
COLUMN
動物好きのおふたりにおすすめなのが、大阪の中心部にある『天王寺動物園』。大正4年に開園した歴史ある動物園で、約11ヘクタールの園内に170種類ほどの動物が暮らしています。生息地をまるごと再現しているので、貴重な冬の動物たちのありのままの姿が見られるチャンス!
「冬は寒いから動物たちが動いていないのでは?」と思うかもしれませんが、すべての動物がそうとは限りません。寒さが得意な動物たちはむしろ元気いっぱい。火曜から金曜の午前11時ごろには、ペンギンとアシカのごはんタイムも見学できるのでぜひチェックしてみて。
人気者のホッキョクグマのホウちゃんも冬が大好き。例年、誕生日の11月25日には「ホッキョクグマ誕生日イベント」が開催されます。事前申込が必要な抽選式ですが、ホッキョクグマの生態を学び、誕生日プレゼントのサケで喜ぶ姿を見ながらお祝いできますよ。
天王寺動物園に隣接する「てんしば」では、2023年に12月頭からクリスマス本番に向けて、初の「大阪クリスマスマーケット」を開催。ドイツのソーセージやホットワイン、ツリーに飾るオーナメントや人形など、クリスマスならではの美味しくて可愛いものが並びます。2024年も11月29日から12月25日に開催予定です。
天王寺動物園
所在地:大阪府大阪市天王寺区茶臼山町1-108
開園時間:9:30~17:00(最終入園16:00)【5・9月】土日祝9:30~18:00(最終入園17:00)
休日:月曜、12/29~1/1
入場料:大人500円、小中学生200円
冬でも多くの人が観光に訪れるのが『道頓堀』。グリコ看板前の記念写真に、周辺にはアツアツのたこ焼きやラーメンの屋台、笑って熱くなれるお笑いの劇場もたくさんあるので、いつの間にか寒さを忘れ大阪の活気に圧倒されるはず!
夜のネオンが煌びやかな道頓堀ですが、冬はイルミネーションもパワーアップ。道頓堀川を行き交う「とんぼりクルーズ」なら間近でイルミネーションを眺められます。約20分のプチクルーズで、21時まで運行。最終便で冬のナイトクルーズを堪能しましょう。
さらに、9月14日から11月17日の土日祝日までは、タンバリンやマラカスを鳴らしながらジャズの音色に耳を傾けられる「とんぼりリバージャズボート」も開催。そのほか、ほかほかの豆炭こたつに入りながら巡る冬季限定ボートなど、趣向を凝らしたクルーズが続々登場しているので要チェックです。
2023年には11月25日と11月26日の2日間で「道頓堀リバーフェスティバル」を開催。南海難波駅の正面に整備された「なんば広場」のお披露目イベントで、道頓堀川も会場のひとつになり、川沿いに赤い提灯がずらりと飾られました。冬ならではの道頓堀の楽しみ方を見つけてみて♪
道頓堀
所在地:大阪府大阪市中央区道頓堀
大阪で穴場の夜景スポットを探すなら、咲洲にある『さきしまコスモタワー展望台』に注目。咲洲は大阪ベイエリアにある人工島であり、その中心に建つ展望台としてランドマークになっています。大阪の中心部から足を伸ばして、大阪観光を満喫したいおふたりにもおすすめ♪
55階の展望台にある窓は、斜めに張り出しているので光が反射せず、よりクリアな冬の夜景が眺められます。一角にはカップルシートのあるカフェもあるので、季節限定のドリンクを片手に海や夜景を鑑賞しましょう。
クリスマスシーズンには、クリスマスツリーとフォトコーナーも登場。フロア一帯がイルミネーションとレーザーの光に照らされ、ファンタジックな雰囲気に包まれます。窓の外の夜景を含め、数々の光の競演を堪能してみて。2名用の入場券とドリンク、アイスクリームがセットになったクリスマスペアチケットの販売もありますよ。
展望台からの帰りには、近くにある大阪南港ATCホールにも立ち寄ってみて。野外公園の「ウミエール広場」は、例年、クリスマスの3日間に大きなツリーとイルミネーションが飾られ特別仕様に。LED電球が並ぶ「光の回廊」も23時まで点灯しているので、ベンチに座って今度は夜風にあたりながらの鑑賞タイムを楽しめます。
さきしまコスモタワー展望台
所在地:大阪府大阪市住之江区南港北1-14-16
営業時間:11:00~22:00
休日:月曜(祝日の場合は翌日)
入場料: 大人 (高校生以上)1,000円、小中学生 600円
大阪でウインタースポーツを楽しむなら、「ひらパー」の愛称で親しまれる『ひらかたパーク』がイチオシスポット。営業を続けている遊園地としては日本最古で、園内には約40種類のアトラクションがあります。夏はプール、冬はスケートなど季節ごとの遊び場があるのも人気の秘訣♪
スケートに加え、恒例の冬のイベント「ウインターカーニバル」では雪遊びを楽しめます。例年、12月下旬から翌年の3月上旬まで開催され、スケートエリアとスノーエリアの2つの会場を設置。スケートエリアにはレベル別に2つのリンクがあり、大人から子どもまで快適に滑れますよ。
「ウインターカーニバル」で大人にうれしいのが、有料のくつろぎスペース。デッキシートとテントシートの2種類のスペースでは、冷えた足をあったか空間で休ませつつスケートを満喫できます。それぞれ座椅子やブランケットもついているので快適そのもの♪
また、ひらパーの冬のイベントは11月からの「光の遊園地」も見どころ。2023年には規模を拡大して、7つのイルミネーションエリアと9つのサブエリアが設けられました。光と音のショーが開催されたり、カラフルなランタンを夜空に浮かべたり、光り輝くナイトアトラクションとロマンチックな空間演出も素敵です。
ひらかたパーク
所在地:枚方市枚方公園町1-1
営業時間:10:00~17:00(日により変動あり)
休日:不定休
入園料:大人(中学生以上) 1,800円、小学生 1,000円、2歳以上1,000円
大阪の歴史に触れたいなら、天王寺公園内にある『茶臼山古墳』がおすすめスポット。茶臼山は、大坂冬の陣の徳川家康の本陣、および大坂夏の陣の真田幸村の本陣があった場所。現在は大阪府指定史跡の前方後円墳として登録されています。
北方は、大阪の田園風景が広がり、見晴らしがよいため冬の茶臼山古墳を堪能できるはず。夕暮れ時はとくに景色が美しいので、夕方の時間帯を狙って訪れてみてください。
古墳への行き方は、園内北側にある川にかかる朱色の橋を渡って向かいます。茶臼山は標高26mのなだらかな山なので、プチハイキングにもぴったり。冬は地面が乾燥し、足元も見やすいうえ歩きやすいので、見学にはベストシーズンかも!
登りきった先には、「山頂」と書かれた小さな石碑があり、傍には史跡を説明する立て看板と分かりやすい案内があります。茶臼山の歴史が気になる方は、じっくりチェックしてみましょう。
茶臼山古墳
所在地:大阪府大阪市天王寺区茶臼山町1
開園時間:7:00~22:00
大阪で食べ歩きデートをするなら、ディープな浪速地区にある『南陽通商店街』がおすすめ。戦前、お店の呼び込みの際に、三味線をジャンジャンとかき鳴らしていたことから「ジャンジャン横丁」の名で親しまれています。
ジャンジャン横丁の魅力といえば、こだわりの大阪グルメが集結していること。約150メートル以上続く商店街には、早朝から行列ができる老舗の串カツ屋やかすうどんの名店、ミックスジュース発祥のレトロ喫茶などが立ち並んでいます。そして何より、本場の味をリーズナブルでいただけるのがすごい! 冬の年末シーズンも営業しているお店が多いのも嬉しいポイント。
食べ歩きでやっぱりおさえておきたいのが、大阪名物の串カツです! 目の前で揚がるアツアツの串カツを味わえます。だいたいのお店は、ソースの二度付け厳禁、ほかにも独自ルールがあるお店もあるので店員さんに聞きながら食事を楽しんでみて。
食べ歩き以外にも、温泉街でよくあるスマートボールや射的の遊技場など、昔懐かしい遊び場があるのも見どころ。将棋にゆかりもあり、地元の人が集う将棋道場もにぎわっています。2人だけの忘年会をしたあと、童心に返って遊んでみては?
ジャンジャン横丁(南陽通商店街)
所在地:大阪府大阪市浪速区恵美須東3丁目
営業時間:各店舗により異なる
休日:各店舗により異なる
大阪・ミナミの観光ついでに寄っておきたいのが、南海電鉄・なんば駅前にある『NAMBAモニュメント』。2021年「御堂筋イルミネーション」の開催の際に、駅前の一角にフォトスポットとして誕生しました。
イベント期間には、なんばの街には色とりどりのイルミネーションが施され、モニュメントも幻想的なカラーへ。周辺にある木々を入れ、おしゃれな写真を撮る人々であふれます。大阪には「OSAKA」や「梅田」といった文字のモニュメントも複数あるので、巡ってみてもいいかも♪
また、モニュメント以外にも、冬のなんば駅周辺はイベントが盛りだくさん。毎年恒例なのが、なんば駅を玄関口に、高島屋大阪店やなんばパークスなどが光に包まれる「なんば光旅」です。2023年には駅前を歩行者天国として整備し、より一層華やかなイルミネーションが施されました。
なんば駅周辺には何とも大阪らしいユニークなイルミネーションもあります。駅前からつながる戎橋筋商店街の「縁起物イルミネーション」は十日えびすの参道になぞらえて、打出の小槌や招き猫、宝船といった縁起物のモチーフが商店街の宙を舞うように飾られていますよ。
NANBAモニュメント(南海なんば駅)
所在地:大阪府大阪市浪速区難波中2-10-70