名古屋
NAGOYA
COLUMN
約3,600坪敷地内に建てられた『東山荘』は、昭和の初期の建築であり、国の登録有形文化財にも登録されています。160坪の2階建ての主屋は、茶事や風流を好む来客のため、和室と洋室を交え複数の茶室を備える時代に先駆けた造りが特徴です。
主屋を中心に囲む「玄関前庭」「書院の庭」「仰西庵露地」「東丘庵露地」の4つの庭園は、見学が無料。春には桜、夏には眩しい新緑、秋には紅葉が彩りを添え、冬には雪化粧をした庭園が静寂の美を演出します。庭園内の散策は、日常の喧騒を忘れさせる癒しのひとときになるはず。
茶室や和室、庭園では、文化的なイベントや展示、コンサートなどのさまざまな文化活動が開催されているので、タイミングを合わせて訪れてみてください。
東山荘
所在地:愛知県名古屋市瑞穂区初日町2-3
開館時間:9:00~16:30(庭園見学は16:00まで)
休館日:月曜(休日の場合は翌平日)、12/29~1/3
※臨時休館する場合あり
東海地方最大級の日本庭園『白鳥庭園』では、源流から大海までの「水の物語」をテーマに、滝や巨大な岩、清流が織りなす渓流風景を楽しめます。中部地方の地形をモチーフにし、築山は御嶽山に、源流からの流れは木曽川から続く池は伊勢湾と池泉回遊式の日本庭園が見事。
また、一年を通じて咲く花も美しく、春は桜、夏は睡蓮、秋は紅葉、冬は雪景色やツバキと四季折々の風情を感じられます。とくに、名古屋の紅葉の名所としても知られており、1,500本ものイロハモミジやドウダンツツジなどが色付く姿は絶景です。
本格的な数寄屋建築の茶室「清羽亭」では、季節ごとの茶会が開催されています。事前予約すれば、一服の抹茶と和菓子を味わいながら庭園の美しさに浸れますよ。
「茶寮 汐入の庭」では、1時間ごとに汐の満ち引きを演出。物静かな潮の満ち引きとともに岩場に打ち寄せる激しい波しぶきといった3つの海辺の風情を感じつつ、軽食や抹茶ドリンクを味わえます。まさに自然と文化が融合した都会の隠れ家です。
白鳥庭園
所在地:愛知県名古屋市熱田区熱田西町2-5
開園時間:9:00〜17:00(最終入園は16:30)
休園日:月曜(祝休日の場合は翌平日)、12/29~1/3
入園料:大人 300円、中学生以下 無料
日本で唯一、いずれの宗派にも属さない寺院『覚王山日泰寺』は、タイ国王から贈られた仏舎利を安置するために建立されました。日本とタイの友好の象徴でもあり、明治33年6月、チュラロンコン国王よりご本尊にと与えられた、タイ国の宝である「金銅釈迦如来像」をお祀りしています。
境内の見どころは、崗岩で造られたガンダーラ様式の佛塔「奉安塔」や、二体の仁王像が立つ「山門」などに加え、1997年に建立された高さ30mの「五重塔」が、美しく圧巻です。
弘法大師空海の月命日として、毎月21日に開催される「縁日」は注目のイベントで、参道や駐車場に露天が並びにぎわいます。周辺にはおしゃれなカフェやレストラン、雑貨店が揃う「覚王山商店街」もあるので、合わせて訪れるのもおすすめですよ。
覚王山 日泰寺
所在地:愛知県名古屋市千種区法王町1-1
開門時間:5:00~16:30
受付時間:9:00~14:00
拝観料:無料
三河湾に浮かぶ小さな島「竹島」へと繋がる橋『竹島橋』。長さ387メートルの「竹島橋」の両側には、青い海と空の絶景が広がります。
恋人たちの「縁結びの橋」とも呼ばれ、カップルにはとくにおすすめのスポット! 相手との間をあけず渡りきるまで振り返らないという言い伝えもあるので、手を繋いで竹島まで向かいましょう。
竹島は国の天然記念物に指定されており、島内に自生している高等植物は65科238種。豊かな自然を感じながら散策すれば約20〜30分ほどで島内を一周できます。早朝に桟橋へ訪れると海面から昇る朝日が見事で、日の出の絶景スポットとしても有名。新年には初日の出を見るために多くの人が集まります。
周辺には、散策やピクニックを楽しめる公園や「蒲郡温泉」、「竹島水族館」などの観光施設も充実。竹島の中央にある「八百富神社」は、開運・安産・縁結びの神様を祀っているので、ふたりの幸せを願いに合わせて訪れてみて。
竹島桟橋
所在地:愛知県蒲郡市
三河湾の中央に位置する人口200人ほどの島『佐久島』。信号機やコンビニもなくゆったりとした時間が流れる「佐久島」は、穏やかな海と豊かな自然に包まれているのが特徴です。
海辺には暖地性植物が多く生息し南国のような雰囲気が広がっています。 「三河湾の黒真珠」と呼ばれる昔ながらの懐かしい集落は、潮風に強いコールタールの黒壁の家屋が立ち並びとてもノスタルジック。自転車を借りて島を一周すれば、余すことなく「佐久島」を満喫できますよ。
また、島おこしの一環として始まったアートプロジェクトにより「アートの島」としても知られています。自然の中にアート作品が点在し、島全体がひとつの美術館のような風景に。年間を通じて、島内の展示アート作品を巡るスタンプラリー「アートピクニック」も楽しめます。
ムール貝や大アサリのカケラなどが砂に混じり、砂浜が紫色に見える「新谷海岸」も「佐久島」ならではの景観です。
海に囲まれた豊かな島は美食の宝庫でもあるので、名物のアサリや新鮮な食材を島内にあるおしゃれなカフェやレストランで堪能してみて♪
佐久島
所在地:愛知県西尾市一色町佐久島
名古屋港のシンボル的存在の『名港トリトン』は、伊勢湾岸道路に連続して架かる「名港西大橋」「名港中央大橋」「名港東大橋」の3つの橋の愛称。世界的にも珍しい規模の斜張橋が、西から赤・白・青とトリコロールカラーのように3つ連続で架かっているのが特徴です。
名古屋の新しい観光スポットとして注目され、夜になると季節ごとのテーマで彩られるライトアップも実施されていますよ。
伊勢湾岸自動車道から「名港トリトン」を渡ると、大型船が行き交う港らしい景色を車窓から望めドライブが一層素敵に。じっくりと眺めたいなら、遊覧船から海上を楽しむのもおすすめです。
名港トリトン
所在地:東海市新宝町~名古屋市港区~飛島村木場