名古屋
NAGOYA
COLUMN
日本屈指の大都市である名古屋。独自の文化が栄えた名古屋には、歴史的な街並みと最新の流行が交錯し、名古屋にしかない魅力的な観光スポットがたくさん。今回は、名古屋観光の定番スポットに加えて、一度は訪れたい穴場スポットに注目してご紹介します。
記事の後半には、カップル向けの観光モデルコースもあるのでチェックしてみてください。名古屋の魅力に触れる良い旅になるはずです♪
まずは、名古屋観光の穴場スポットを21箇所をご紹介。歴史深いスポットや注目の最新スポット、デートにぴったりな穴場スポットなど、名古屋観光に訪れる際にチェックしておきたいスポットをご紹介します!
明治42年に開園した『鶴舞公園』は、名古屋市で最初に設置された公園であり、国の登録記念物にも登録されています。
園内に一歩足を踏み入れると、豊かな自然が広がる美しい景観。春はソメイヨシノなどの約750本の桜が咲き誇り、「さくら名所100選の地」にも選ばれています。初夏の5月下旬から6月中旬には色鮮やかなハナショウブが見ごろを迎え、秋は紅葉、冬の終わりを告げるかのような梅の花と、四季折々の草木が見どころです。
散策に訪れるだけでも楽しめますが、季節限定のイベントにも注目! 「桜まつり」では、屋台やキッチンカーの出店、東海地方で作られた切花の展示・販売などさまざまな催しが開かれます。18時から22時には桜がライトアップされるので夜桜見物にもぴったり。
2024年に60周年を迎えるバラ園では、バラの開花時期に合わせて「Rose Festival」を開催。世界中から集められたバラの品種を鑑賞できます。同時期には約20,000株ものハナショウブが咲き誇る菖蒲池で夜間ライトアップも開催されるので、昼間とはまた違う幻想的な菖蒲池の姿を眺めてみて。
昨年、好評だった「鶴舞公園夏祭り」も2024年の開催が決定。期間中は「奏楽堂」での盆おどりや、夜店コーナー・キッチンカー、クラフト体験などのワークショップもあり、にぎやかな夏まつり気分に。イベント情報やスケジュールは公式サイトで確認するのがおすすめですよ。
鶴舞公園
所在地:愛知県名古屋市昭和区鶴舞1
営業時間:園内自由(名古屋市緑化センター 9:00~16:30)
名古屋市緑化センター休館日:月曜(祝日の場合は翌平日)、第3水曜(祝日の場合は第4水曜)、12/29~1/3
2001年にオープンした『ノリタケの森』は、100年以上の歴史を誇る陶磁器で有名なブランド・ノリタケの複合施設。明治時代から昭和初期までに製造された豪華な「オールドノリタケ」や、工業製品として作られた食器を展示しています。
名古屋市中心部の約34,000平方メートルに渡り広がる豊かな緑の空間は、市民緑地として、地元市民からも親しまれ散策にぴったりの穴場スポット。
園内の「クラフトセンター・ノリタケミュージアム」では、ボーンチャイナの生地製造から絵付けまでの過程を間近で見学できます。「ノリタケミュージアム」には明治から昭和初期までに製造された豪華な「オールドノリタケ」や、工業製品として作られた食器を展示。
実際にノリタケが購入できる「ノリタケスクエア」や、ノリタケの食器で食事ができるレストランも併設しています。
さらに、実際にお皿やマグカップなどの真っ白なボーンチャイナ製品に絵付けをする「絵付け体験コーナー」も行われていて、絵付け後のオリジナル作品はクラフトセンターで焼成し完成後に自宅に郵送してくれますよ。
絵付けの所要時間には個人差があるため、余裕を持って訪れるのがおすすめです。
ノリタケの森
所在地:愛知県名古屋市西区則武新町3-1-36
開館時間:施設により異なる
定休日:施設により異なる
※施設メンテナンスなどのために臨時休業する場合あり
名古屋駅から徒歩15分ほどの堀川沿いには『四間道』と呼ばれる古い街並みのエリアがあります。元禄13年(1700年)の大火の後、堀川沿いの商家の焼失を避けるために道幅を四間(約7メートル)に拡張したのが「四間道」の始まりだそう。
南の「浅間神社」から北の「円頓寺商店街」までの白壁の土蔵造りの建物が並ぶ一帯は、名古屋市の街並み保存地区に指定されています。
屋根神様が祀られている古い町屋や安政元年から続く菓子店「美濃忠」など老舗に連なり、築100年以上の古民家を改装したカフェやレストラン、バーなども近年オープン。約73店舗が軒を連ねる古くて新しい商店を満喫してみて。
四間道(しけみち)
所在地:愛知県名古屋市西区那古野
愛知県名古屋市東区に佇む『文化のみち二葉館』は、時代を超え大正ロマンを今に伝える歴史的建造物。かつての電力王と称された福沢桃介と、日本の女優第一号と謳われた川上貞奴の邸宅「二葉御殿」を現代に移築復元した館内は、当時の華やかな暮らしが垣間見えます。
館内にある大広間のステンドグラス「初夏」は、福沢桃介の義弟で有名なデザイナー杉浦非水の原画をもとに作られたもので、夕日が差し込むと色とりどりのガラスの美しさが一層際立ちます。
ステンドグラスと並ぶ、館のシンボルは大広間から2階へと続く「螺旋階段」。赤い絨毯が敷かれた螺旋階段を上がれば、まるで映画のワンシーンのよう。
2階には、坪内逍遙をはじめ名古屋を中心とする文学者たちの作品や資料を展示する「郷土ゆかりの文芸資料室」があり、文学好きにはたまらない空間になっています。
大正時代のロマンと豪華さ、そして文化を今に伝える「文化のみち二葉館」で、時間を忘れ当時の魅力に触れてみて。
文化のみち二葉館
所在地:愛知県名古屋市東区橦木町3-23
開館時間:10:00~17:00(貸室は20:30まで使用可)
休館日:月曜(祝日の場合は翌日)、12/29~1/3
入館料:大人 200円、中学生以下 無料
1922年に建てられたネオ・バロック様式のレンガ造りの建築物『名古屋市市政資料館』。当時の裁判所として使われていた姿を残し、国の重要文化財にも指定されています。
現在は、名古屋市行政の歴史的な資料を保存・公開するとともに、市民の集いの場としても利用され、入場料が無料なのも、うれしいポイントです。
館内はステンドグラスや漆喰塗り、マーブル塗りなど高度な技術が使われた建築美の宝庫。ロケ地にも使われる「中央階段室」は最大の見どころです。大理石の階段に雰囲気漂う空間は、フォトウエディングの撮影スポットとしてもおすすめ!
建築の美しさだけでなく、名古屋市の歴史をつなぐ架け橋としての役割を果たしています。館内へ一歩足を踏み入れれば、知的好奇心をくすぐる魅力に引き込まれること間違いありません。
名古屋市市政資料館
所在地:愛知県名古屋市東区白壁1-3
開館時間:9:00~17:00
休館日:月曜(祝日の場合は翌日)第3木曜(祝日の場合は第4木曜)12/29~1/3