千葉の房総半島で観光を楽しもう！おすすめスポット12選＆モデルコース

千葉県安房郡鋸南町にある「鋸山（のこぎりやま）」は名前が示す通り、ギザギザとしたのこぎりのような形に見える山。南斜面約10万坪は、古く聖武天皇の勅詔をうけて開山された『日本寺』の境内となります。

広大な「日本寺」は参道から山頂まで5箇所のエリアになっていて、見どころはなんといっても、大仏広場にある日本一の大きさを誇る「薬師瑠璃光如来」。天明三年（1783年）に彫刻され昭和41年から修復された、全長31.05mの巨大な仏像は見る人を圧倒します。

敷地内には「東海千五百羅漢」と呼ばれる石仏群も点在。1779年から名工・大野甚五郎氏と弟子達が21年かけて1,553体もの像を造り上げました。表情豊かな仏像を一つ一つ眺めていると、お寺が歩んできた歴史が感じられるはず。

鋸山といえば忘れてはならないのが、山頂展望台の「地獄のぞき」。のこぎりのように突き出た崖からは、大パノラマの絶景を望めます。スリルの先に広がる光景は、天国か地獄か…？　ここでしか味わえないスリルと絶景を求めてぜひ訪れてみて♪

御宿町の御宿海岸は、画家で詩人の加藤まさを氏が作詞した童謡「月の沙漠」の舞台になった場所。この海岸近くにある『月の沙漠記念館』では、加藤まさを氏の作品や御宿にゆかりのある画家の作品が展示されています。「月の沙漠」の歌のイメージにあわせたアラビア風の建物が特徴的です。

記念館のすぐそばに「月の沙漠」の歌に出てくる王子様とお姫様のモニュメントが並んでいます。夕暮れ時は、砂浜でラクダにまたがる王子様とお姫様の異国情緒あふれる撮影ができるはず。

なお、御宿には、「月の沙漠」にちなんだラクダのモニュメントが点在しているので、街中を散歩して探してみるのもおすすめです。

三方を海で囲まれている千葉県では、海上安全の祈願ができる神社やお寺があり、館山市にある『大福寺』もそのひとつ。

御本尊の「十一面観世音菩薩」は、地元漁民の海上安全を祈願して自然石に彫刻されたものといわれています。また見どころは、本尊を祀った「崖の観音」の名前で親しまれている「観音堂」。船形山の段壁に造られたお堂で朱塗りの柱がなんとも美しく鮮やかに映えています。

「観音堂」からは館山湾と伊豆大島を一望することができます。お天気のよい日に訪れて景色を眺めたら、心地よいひとときをすごせるはず。境内を巡りつつ、海の景色もぜひ楽しんでいきましょう。

近年、地域の新鮮な野菜や生産物などを買って帰れる「道の駅」が注目されていますが、房総半島でおすすめの道の駅は、南房市にある『道の駅 ローズマリー公園』です。

園内には、南房総の美味しさを伝える食のテーマパーク「はなまる市場」があります。千葉産の落花生で作ったピーナッツのペーストや、南房総名産のびわ果汁を使用したびわロールケーキなど千葉旅行のお土産にぴったりのグルメが勢揃い！

店内にはフードコートも併設されており、食事や軽食をいただくことが可能。南房総で昔から親しまれているくじらのお刺身を使った「くじらめし」や、海鮮丼もあるので、ランチを目的に立ち寄るのもおすすめですよ。