冬の旅行は福岡に行こう！おすすめの観光スポット11選と冬満喫の日帰りモデルコース

福岡の神社といえば、もちろん平安時代の貴族、学者で「学問の神様」として知られる菅原道真を祀った『太宰府天満宮』。受験祈願の定番の神社として知られていますが、学業だけでなく文化や芸術、厄除けのご利益もあるといわれています。

安土桃山時代の建築様式を伝える「御本殿」は国の重要文化財にも指定され現在、124年ぶりの改修中。工事完了は2026年の予定です。御本殿の代わりに菅原道真公の御霊を守る場所として造られた仮殿は、屋根の上にまるで森があるような木々と緑をのせたデザイン。
ファッションブランドや新進気鋭のクリエイターが造った令和の仮殿は、御本殿改修中の時期にしか見られないため期間中に福岡旅行に来た人は、ぜひ太宰府でその姿を目にしておくとよいでしょう。

太宰府の境内には昔から信仰深いスポットも多く、有名なのが心字池に架かる3つの朱色の「太鼓橋」。過去・現在・未来を表していて無事に渡ると心身ともに清められるといわれています。菅原道真と縁ある11体の牛の像「御神牛」は、頭をなでると知恵を授かるともいわれているので、何か試験など控えている人は見つけたら頭に触れてみてくださいね。

また「宝物殿」は菅原道真ゆかりの文化財など約1万点を所蔵した博物館。歴史的価値のある古文書や美術品を所蔵するとともに、現代アートの展示なども行われています。

太宰府天満宮の梅が咲く見ごろは冬の2月中旬～3月ごろといわれています。「飛梅」と呼ばれる御神木をはじめ、約6千本の梅の木がある梅の名所。花が咲くタイミングで訪れることができたら、紅梅の梅が咲き誇る美しい風景を目にすることができるでしょう。

太宰府天満宮の名物グルメといえば、あんこをお餅の生地でくるみ梅の刻印入り鉄板で焼いた「梅ヶ枝餅」。参道に売っているお店がいくつかあるので、行きまたは帰りにぜひ一つ買ってお茶とともに味わってみてくださいね。

フルーツの名産地としてしられる福岡県うきは市にある浮羽稲荷神社。太宰府天満宮同様に菅原道真、さらに稲倉魂の神（うがみたまのかみ）・大山咋の神（おおやまぐいのかみ）が祀られていて、学問の神様のほか、五穀豊穣や長命長寿にご利益があるとされています。

山に沿って連なる91基の鳥居が美しくSNS映えすることもあって、近年人気を集めているスポット。たくさんの鳥居をくぐりつつ約300段の階段を上がって神社にたどりつくためにはちょっと体力も必要ですが、頑張った分、筑後平野などの格別に美しい絶景にきっと癒やされるはず！

博多駅から30分ほどにある『現人神社』は、底筒男命（そこつつのおのみこと）・中筒男命（なかつつのおのみこと）表筒男命（うわつつのおのみこと）を祀った神社。縁結びのパワースポットとしても話題です。

商売繁盛や就職祈願などができるとともに、恋愛祈願をしたい人や円満成就を願うカップルにとてもおすすめなのが、赤、ピンク、ラベンダーの3色のぼんぼりがアーチ状の木枠に無数に付けられている恋ぼんぼり。中を歩くだけで恋する気分が高まり、また、華やかなぼんぼりはSNS映え間違いなしなので、撮影をするもよし。

願い結び短冊に願いごとを書いてぼんぼりに結びつけることもでき、恋人同士で訪れた際のよい記念になりそうですね。

福岡県北九州市小倉北区にある小倉城。永禄12年に中国地方の毛利氏が現在の小倉城の場所にお城を築いたことに始まり、慶長7年、細川忠興が本格的な城を建造。福岡県で唯一の天守閣を持つこちらのお城は、4階よりも5階が大きい「唐造り」と呼ばれる造りが特徴です。

城内で小倉城の歴史を伝える迫力のシアター映像や展示を鑑賞したり、敷地内にある小倉城庭園の風情を楽しんだりすることができ、広い敷地内を歩き疲れたら、和の雰囲気を感じさせる「しろテラス」でお茶をいただいて一休みするとよいでしょう。

なお、小倉城は夜になると天守閣がライトアップされ、事前予約で天守閣内にてお酒を楽しむことがでる「ナイトキャッスル」も開催されます。昼間とは違う小倉の景色を楽しむべく、あえて日没後に訪れるのもありですよ。