鎌倉・湘南
KAMAKURA
COLUMN
国の重要文化財に指定されている『一条恵観山荘(いちじょう えかん さんそう)』は、摂政・関白を務めた一条恵観が自身で設計した、皇族の茶屋です。
京都に建てられていたものが、昭和34年、鎌倉の地に移築。田舎家風なつくりの外観と、障子や襖の細やかな技巧が光る内観が特徴です。
庭園や中庭にはたくさんのカエデが植えられており、例年11月下旬~12月初旬頃に美しく色付きます。2017年に一般公開が始まった比較的新しい紅葉の名所で、鎌倉でも知る人ぞ知る穴場スポット!
一条恵観山荘
所在地:神奈川県鎌倉市浄明寺5-1-10
開園時間:10:00~16:00(最終入園15:30)
休園日:月・火曜日(祝日の場合は開園される可能性あり)
※臨時休業7月12日(月)~8月31日(火)
※催事開催時は臨時休園の場合があります
入園料:大人・子供ともに500円
※イベント参加費は別途料金がかかります
日蓮宗最古の寺院『妙本寺』。鎌倉時代に「比企の乱」で北条一族によって滅ぼされた、比企一族の菩提を弔うために建立されたお寺です。
秋になるとカエデやイチョウが色づき、12月上旬〜中旬に見ごろを迎えます。龍の刻印が見事な「二天門」や鎌倉では最大規模の大きさのお堂「祖師堂」との紅葉のコラボレーションも見どころ!
開放感と自然にあふれる境内を散策しながら、荘厳な趣ある建物と紅葉との絶妙な彩りを楽しんでみて。
妙本寺
所在地:神奈川県鎌倉市大町1-15-1
『旧華頂宮邸(きゅうかちょうのみやてい)』は、旧皇族家である華頂宮家の華頂博信侯爵の邸宅として1929年に建設された洋館。「日本の歴史公園100選」にも選出され、国の登録有形文化財に登録されています。
当時の面影を残した貴重な洋館で、ドラマや映画のロケ地として使用されることも。和と洋が混ざりあった造りや、現代ではなかなか見ることがない調度品、館内のいたるところでノスタルジックな雰囲気を感じられます。
敷地内の木々は、例年11月下旬頃から赤く色づくので、洋館と紅葉との美しい風景を堪能してみて。鎌倉のほかのスポットとはまた違う味わい方ができるはず!
旧華頂宮邸
所在地:神奈川県鎌倉市浄明寺2-6−37
開園時間: 10:00〜16:00(4月〜9月)、10:00〜15:00(10月〜3月)
※見学できるのは特別公開時期以外は、庭園のみ
休園日:月・火曜日 (祝祭日の場合は開園、次の平日を休園)、年末年始
※感染症防止対策として、公開が中止となる場合があります
入園料:無料
扇ガ谷の奥にたたずむ『海蔵寺』は「花の寺」と呼ばれるほど、季節の花々が豊富に咲き誇るお寺。もちろん紅葉も美しく、例年11月中旬から12月上旬にかけて見ごろを迎えます。
山門周辺や寺の入口にある「底脱の井」、園庭にある赤い和傘周辺など、和の秋を感じられるスポットも。
また、鎌倉駅方面からお寺に向かう参道も、紅葉が美しいので注目。紅葉のトンネルの中を歩いているような景色を楽しめますよ。
海蔵寺
所在地:神奈川県鎌倉市扇ガ谷4-18-8
拝観時間:9:30~16:00
拝観料:100円
『長寿寺』は、春(4~6月)と秋(10~11月)に限り、金・土・日・祝日のみ限定公開されているお寺です。手入れの行き渡った美しい庭園と、足利尊氏の遺髪を埋めた「五輪塔」などがあり、時期が合えばぜひとも訪れていただきたいスポットです。
敷地内にはカエデやイチョウがあり、11月下旬から12月上旬の紅葉シーズンには赤や黄色に鮮やかに色づきます。書院から見える紅葉は、絵画のようで眺めていたくなる美しさ。
ふたりでゆっくりと腰掛けて、静かなひとときを味わってみて。
長寿寺
所在地:神奈川県鎌倉市山ノ内1520番地
公開日:【春】4月第1週~6月末【秋】10月第1週~12月第1週
※いずれも金・土・日・祝日のみ、10:00~15:00(雨天中止)
拝観料:300円