千葉
CHIBA
COLUMN
千葉駅から東南に約13キロ離れたところにある『泉自然公園』は、「日本のさくら名所百選」に選ばれている桜の名所。桜だけでなく花菖蒲やヤマユリといった植物や、カワセミなどの貴重な野鳥とも出会えるスポットです。
秋になると、イロハモミジをはじめとする約15種500本ものカエデが美しい色に染まり、「もみじ谷」や5つの池(上の池・中の池・島の池・下の池・蓮池)周辺など、園内の各所が紅葉スポットに。例年11月下旬~12月上旬に見ごろを迎えるカエデのほか、9月下旬から紅葉するカツラや12月中旬に色づくフウなど、紅葉する樹木が約80種あり見ごろが長いのも魅力。
とくに、おすすめの絶景スポットは、園内の中心部に架かる支間64.4メートルの「いずみ橋」。ここから眺める新緑や紅葉の美しさはまた格別です。華やかな朱色に塗られた吊橋そのものも、インスタ映えすること間違いなし! 秋の情緒を感じられる写真撮影にも、ぜひトライしてみましょう。
泉自然公園
所在地:千葉県千葉市若葉区野呂町108番地
豊かな森林と緑に囲まれた、市川市の『じゅん菜池緑地』は、地元の人達の憩いの場。かつて、じゅん菜がたくさん生育していたことから「じゅん菜池」と呼ばれています。現在は、遊歩道も整備され、秋になると赤いモミジなどが池の周りを彩る紅葉の穴場に。
紅葉の見ごろには、鮮やかな樹木が道を上から囲む「もみじのトンネル」が必見。紅葉に包まれた道を歩いたら、夢のようなロマンチックな気分に浸れそうですね。
じゅん菜池緑地
所在地:千葉県市川市中国分4-27
千葉県香取市の佐原は、江戸時代に水運で栄え「北総の小江戸」と呼ばれる地域。江戸時代に日本地図を作った伊能忠敬が暮らした場所でもあり、江戸時代の情緒が町並みの中に味わい深く残っています。
秋には、紅葉した黄色いしだれ柳が彩る小野川沿いから、風情のある小江戸らしさを感られるでしょう。小野川は舟でめぐるのもおすすめです。
秋に佐原を訪れたなら、周辺の紅葉スポットにも合わせて立ち寄ってみて。車で20 分ほどの『香取神宮』は、国内に約400近くある香取神社の総本社でパワースポットとしても知られています。参道や境内では、イチョウや楓がきれいな色に染まる姿を鑑賞できます。
11月に開催される「香取神宮菊まつり」では、紅葉とともに約500点もの菊の花が咲く姿もあわせて楽しめますよ。
鴨川市で観光の穴場といえば『四方木不動滝(よもぎふどうだき)』。鴨川市四方木、県道から脇道を進んでさらに山道を入った先にあります。高さ10メートルの滝は、水量が多くなると右の「雄滝」と、左の「雌滝」と並んで、流れるようすを見られます。
秋には、イチョウやモミジの紅葉が滝の周辺に彩り、清流と木々が織り成す、ここでしか見られない絶景が待っていますよ。
四方木 不動滝
所在地:千葉県鴨川市四方木
市川市にある、日蓮宗の総本山として知られ鎌倉時代からある寺院『中山法華経寺』。国の重要文化財に指定されている「祖師堂」や「法華堂」、「五重塔」などが並ぶ境内からも、仏教の歴史を感じられるはず。安産、子育ての神様として有名な鬼子母神を守護神とするお寺としても知られています。
広い境内には、紅葉が楽しめるスポットがいくつかあります。日蓮宗祖・日蓮聖人の像をお祀りする「祖師堂」のそばにある大銀杏が黄金色に輝く姿は、一度は見ておきたいもの。
春と秋には骨董市も開催されるので、イベントの時期を狙ってお買い物がてら訪れるのもよさそうですね。
正中山 法華経寺
所在地:千葉県市川市中山2-10-1
受付時間:9:00~15:30