広島
HIROSHIMA
COLUMN
忠海港からフェリーで約15分、周囲約4kmの小さな島『大久野島』は、約500〜600羽の野生のうさぎが生息することから「うさぎ島」とも呼ばれています。
瀬戸内海の開放的な自然の中、BBQやキャンプ場、テニスコートなどのレジャースポットも充実していて、夏季には海水浴場・屋外プールも営業。
大久野島で唯一の宿泊施設「休暇村大久野島」では、温泉やご当地グルメも堪能でき、日帰りでの利用も可能なので、スケジュールにも組み込みやすくおすすめ。
大久野島での移動手段には、レンタサイクルを利用すると快適に島内散策が楽しめますよ。
大久野島
所在地:広島県竹原市忠海町大久野島
『しまなみビーチ』の愛称で親しまれている「大浜海水浴場」。向島と因島を結ぶ因島大橋のふもとにあり、約600m続く真っ白な砂浜と透明度が高い海が魅力。夏は海水浴も楽しめるビーチは瀬戸内海や島々を望め、日が暮れる時間帯には、瀬戸内海の夕日が映える絶景スポットに。
しまなみビーチを訪れた際には戸田町の垂水にある『レモン谷』へも、ぜひ足を運んでみて! レモン谷は日本一のレモンの生産地として知られている生口島の南西部に広がるレモン畑。
5月中旬頃にはレモンの花が見ごろを迎え、夏から秋にかけてはグリーンの爽やかなレモン畑に。黄色に色づくレモン畑を見たいのであれば冬から春にかけてが最適。レモンの加工品やお土産も販売されているので、お土産探しにもおすすめですよ。
尾道市最大の由緒ある寺院『西國寺』は、真言宗醍醐派の大本山。尾道の歴史や文化に触れることができる寺宝が数多くあり、シンボル的存在は県重要文化財にも指定されている「仁王門の大わらぞうり」。約2mにものぼる巨大ぞうりは、ここに安置されている2体の仁王像の健脚にちなんで架けられたものです。
仁王門をくぐり108段の石段を登ると、朱塗の「金堂」や美しい重量感の「三重塔」、一般の方も参拝が可能な「持仏堂」などが並びます。持仏堂は洋画家・小林和作の襖絵や、前衛書道家・上田桑鳩の書など文化人の絵や書などのアート展示をゆっくりと拝観できるのが魅力。
境内から海を臨め、春には桜の名所といわれる西國寺。初夏にはアジサイの花が庭先に咲き誇るので潮風を感じながら散策してみて。
西國寺だけでなく尾道は石段や坂道が多いため、歩きやすい靴や服装でのお出かけがおすすめです。
西國寺
所在地:広島県尾道市西久保町29−27
参拝時間:8:00~17:00
持佛堂内拝:9:00~16:30
持佛堂拝観料:500円(お茶・茶菓子付き)
特別拝観:1,000円(庭園拝観・お抹茶・茶菓子付き)
宇品島の南側にある『元宇品公園』は、豊かな自然と貴重な原生林が残っており、昭和25年(1950年)に瀬戸内海国立公園に指定されました。
海岸沿いにはキレイな砂浜が広がり、駐車場近くの宇品灯台は公園のシンボルにもなっています。森林浴気分で原生林を歩いたり、海辺で海の生き物を観察したり都会の騒音から離れゆっくりとした時間を過ごせますよ。
天気のいい日には広島湾にうかぶ安芸小富士や宮島などを望むことも。特にサンセットは息をのむ美しさ。夕日に照らされた瀬戸内海上を行き交う船、沖の灯台と、一日の締めくくりに静かな波の音、昼間とはまた違う夏の夜のロマンチックなひとときをふたりで過ごしてみては…♪
元宇品公園
所在地:広島県広島市南区元宇品町17
営業時間:5:00~23:00
『因島水軍城』は全国でも珍しい城型の資料館で、村上水軍の貴重な資料が展示されています。南北朝時代から室町〜戦国時代にかけて瀬戸内の海で活躍した海賊(水軍)の村上水軍は、信長の水軍も敗北するほどの独自の戦法をもっていました。
海賊のイメージは強引に財宝を奪うようなイメージがありますが、因島村上氏が活躍していた時代は関所で通行料を徴収、案内人として瀬戸内海の各地域と交渉、周辺大名の船舶の警護などをおこなっており、海を守り海と生きる人々だったそう。
資料館の「本丸」では刀剣などの武具、遺品、戦術の書かれた巻物などの古文書などを展示。展望台からは水軍城の全景を一望でき、当時の息吹にロマンを感じられるはず!
因島水軍城
所在地:広島県尾道市因島中庄町3228-2
開城時間:9:30~17:00(最終入城16:30)
休城日:木曜(祝日除く)、12/29~翌年1/1
料金:大人 330円、小中学生 160円