広島
HIROSHIMA
COLUMN
瀬戸内海に面した美しい自然や、歴史と文化に触れられる観光スポットが集結する人気観光地・広島。今回は夏の広島で暑さを忘れるほどに楽しめる注目の場所をご紹介します。
尾道の歴史を感じる風景と竹原の豊かな自然が広がるエリア、しまなみ海道ではサイクリングにおすすめのスポットと、多彩な観光名所が登場。ぜひこの記事を参考に夏の広島観光へ出かけてみてくださいね。
世界遺産に登録された原爆ドームや嚴島神社などの定番スポットをはじめ、夏だからこその魅力的なスポットをご紹介します。牡蠣やレモン、郷土料理などのグルメも充実している広島なら、見て、食べて、体験して、思い出に残る旅になること間違いありませんよ。
世界恒久平和を祈念して開設された『広島平和記念公園』。国指定の名勝にも登録されており、多くの観光客が訪れる定番観光スポットです。
広大な敷地内には、世界遺産に登録されている平和のシンボル「原爆ドーム」や「広島平和記念資料館」、「世界の子どもの平和像」など平和を願うスポット・モニュメントが点在。毎日、午前8時15分に平和への願いを込めて鳴らされる、平和の時計塔の音は「残したい“日本の音風景100選”」に選ばれています。
毎年8月6日には「平和記念式典」が行われ、鐘の音とともに黙祷が捧げられます。夏に広島を訪れた際には、平和の尊さについて想いを馳せてみてはいかがでしょうか?
広島平和記念公園
所在地:広島県広島市中区中島町1-1-10
2011年のリニューアル時に一般公募で決まった愛称「みやじマリン」こと『宮島水族館』は、海の生きものたちを身近に感じられる参加・体験型の水族館。景観にマッチした和風建築の館内では、瀬戸内海の生き物を中心に約380種類・13,000点以上を観察できます。
毎日開催されるイベント「アシカライブ」では、芸達者なアシカたちの魅力を間近で感じられ、週末や祝日にはイベント終了後にアシカたちと記念撮影をすることも♪ ミナミアメリカオットセイのパフォーマンスやオットセイのお食事タイム、可愛らしいコツメカワウソとのふれあいなど、さまざまなイベントが年間を通して開催されています。
夏限定の人気恒例イベントは「夜の水族館」。照明の消えた館内で生きものたちの暮らしを観察できる貴重な体験ができます。2022年8月には幻想的な青い光を放つ「ウミホタルの発光ライブ」を開催。今年は、何が行われるのかを楽しみに訪れてみて♪
テラス席から瀬戸内海を望める「みやじマリンキッチン」では、インスタ映え必須の可愛い生きものがモチーフになったメニューが販売中。夏季には限定メニューも楽しめますよ。
「宮島水族館ミュージアムショップ」には、水族館の人気者スナメリやコツメカワウソ、ペンギンなどのここでしか買えないオリジナルグッズが並んでいます。来館記念の思い出にふたりでお揃いのアイテムやペアアイテムもゲットするのもおすすめですよ♪
みやじマリン 宮島水族館
所在地:広島県廿日市市宮島町10-3
営業時間:9:00~17:00(最終入館16:00)
休館日:2024年1/16〜17
入館料:一般(高校生を含む) 1,420円、小中学生 710円、幼児 400円
※施設整備・点検の場合は、臨時休館あり
四季折々に色彩豊かな花畑を楽しめる『世羅高原農場』。全国でも最大規模の花の観光農園は、年間で約30万人が訪れる花の名所。世羅高原エリアには「世羅高原農場」、「Flower village花夢の里」、「そらの花畑 世羅高原花の森」、「せらふじ園」と4つの農園が広がっています。
その中で「世羅高原農場」は一番歴史が長く、毎年デザインが変わる花畑が特徴。春はさくらやチューリップ、夏はひまわり、秋はダリアとガーデンマムが見ごろを迎えます。
夏は何といっても、約65,000㎡の畑に60品種ものひまわりが咲き誇る「ひまわりまつり」が必見。王道のひまわりに加え、1株から100輪もの花が咲くサンフィニティや白ひまわりなど珍しい品種も。サンフィニティ畑では、畑に人が立ち入らない時間「ゴールデンフォトタイム」を設け、一面のひまわり畑を満喫できます。
例年7月の終わりごろから開催される「ひまわりまつり」のイベント期間中は、農場で採れたてのとうもろこしの販売や夏らしいフォトブースが登場するので、ひまわりの開花状況と合わせてイベント情報を要チェック。
世羅高原農場
所在地:広島県世羅郡世羅町別迫1124-11
入園料:無料
※開園時期や入園時間は時期により異なります
1996年に世界文化遺産に登録された『嚴島神社』は、国内外問わず多くの観光客が訪れる人気の観光スポット。天照大神の子である宗像三女神(市杵島姫命、田心姫命、湍津姫命)が祀られています。
境内は本殿を含めた建造物と美術工芸が国宝・重要文化財に指定され、その数は260点ほど。平安期に平清盛が修造したと伝わる寝殿造りの長い回廊は、東廻廊と西廻廊とあり潮の満ち引きを考慮した設計。海上に浮かび上がる社殿や大鳥居は世界的にも珍しく、時間帯によって趣が変わる美しい景色が圧巻です。
嚴島神社は日没から夜11時頃まで、社殿を中心に五重塔や多宝塔のライトアップを実施。日中の華麗な姿とはまた違った幻想的な雰囲気に包まれます。日本の歴史と美しい自然を堪能しに、ぜひ訪れてみて♪
嚴島神社
所在地:広島県廿日市市宮島町1-1
拝観時間:(嚴島神社)時期により異なる(宝物館)8:00〜17:00(千畳閣)8:30〜16:30
拝観施設料金:【嚴島神社昇殿料、宝物館拝観料】大人 300円、高校生 200円、小中学生 100円【千畳閣昇殿料】大人 100円、小中学生 50円
都心部にありながら自然と四季折々の花が楽しめる『縮景園』は、江戸時代の大名である広島藩主、浅野長晟の別邸として作られた約400年もの歴史がある大名庭園。
濯纓池(たくえいち)を中心とした池泉回遊式庭園は、池の中央に架かる跨虹橋(ここうきょう)や、池を見渡すように渓谷にある四阿(あずまや)など、趣のある景観が映えるとフォトウェディングの撮影スポットとしても人気です。
夏には青々とした緑の豊かさにくわえ、あじさいやハスが見ごろをむかえます。暑くても、木陰が多いので比較的快適に涼しく散策できます。広島駅からもアクセスも良く、夏は水上タクシーを利用するのもおすすめ。縮景園と合わせて広島市内の様子も堪能でき、水の都での優雅な時間を満喫してみてください。
縮景園
所在地:広島県広島市中区上幟町2-11
開園時間:【3/16~9/15】9:00~18:00【9/16~3/15】9:00~17:00
※入園は閉園の30分前まで
休園日:12/29〜12/31
入園料:一般 260円、高・大学生 150円、小中学生 100円