名古屋
NAGOYA
COLUMN
松坂屋の初代社長の別荘として、大正から昭和初期にかけて建設された『揚輝荘』。
国際交流が盛んだったため、約1万坪の敷地内にはモダンな建物がたくさん残されています。
いずれも市指定文化財に登録されており、特に迎賓館として使われた『聴松閣』は紅葉のビュースポットとしても人気です。
レトロな趣の『聴松閣』では、洋風・中国様式を取り入れた展示室や、インド様式の意匠を反映した旧舞踏場などが一般公開されています。
1階にある休憩室の『べんがら』では、回遊式枯山水庭園の紅葉を眺めながら優雅にコーヒーを飲むことも♪
例年11月下旬には、園内のスポットをスタンプラリー形式でまわるイベントも開催されています。四季折々の風情が楽しめる北園の池泉回遊庭園からスタートするので、敷地内の紅葉を見逃すことなく鑑賞できますよ。
あわせて実施される抽選会や俳句大会、着物体験も要チェックです!
尾張徳川家ゆかりの座敷に洋室を取り入れた『伴華楼』や、東洋風のデザインが特徴的な『三賞亭』など、敷地内にはほかにも見どころがたくさん。
和装のフォトウェディングでの撮影スポットとしても人気なので、写真を撮りながらふたりで散策するのもおすすめです。
揚輝荘
所在地:愛知県名古屋市千種区法王町2-5-17
開堂時間:9:30~16:30
休館日:月曜(祝日の場合は翌平日)、12/29~1/3
観覧料:大人 300円、中学生以下無料
尾張徳川家の居城として、家康が城郭を築いた日本屈指のお城『名古屋城』。
シンボルの金のシャチホコを据えた天守閣や、きらびやかな本丸御殿、数多くの文化財を保存している西の丸御蔵城宝館など、見どころ満載の観光名所です。桜や紅葉の名所としても知られています。
紅葉の見ごろをむかえる11月中旬から12月上旬頃には、敷地内の木々が赤く色づきます。
日本最大級の名勝庭園『二之丸庭園』では、稀少な石組みの技法で造られた庭園と赤く染まるヤマモミジの趣ある景観を堪能することも。
城内を散策しながら、ぜひ天守閣と紅葉を背景に名古屋らしい秋の風景を写真に収めてみて♪
『御深井丸』の庭内には茶席が4つ設けられており、清須城の古材を活用した茶席や、千利休の孫が造形したといわれる茶室も残されています。
それぞれ紅葉が飾る、趣ある茶席なので、秋に名古屋城を訪れた際はチェックしておきたいポイント 。
またお城近くの『名城公園』の紅葉もあわせてチェック。季節の花々が咲きそろうガーデンや、さまざまな植物を展示するアトリウムを備えた緑豊かな総合公園です。
紅葉の見ごろは、例年11月中旬から下旬にかけてまで。シンボルツリーのケヤキをはじめ、ナンキンハゼ、サクラなどが色づきます。
園内のオランダ風車花壇では、オランダ風車と紅葉の異国情緒あふれる景色を見ることも♪
名古屋城
所在地:愛知県名古屋市中区本丸1-1
開堂時間:9:00~16:30
※本丸御殿への入場は16:00まで
休日:12/29~1/1
観覧料:大人 500円、中学生以下 無料
名城公園
所在地:愛知県名古屋市中区本丸1-2-25
開堂時間:9:00~16:30
休日:月曜(祝日の場合は翌平日)、第3水曜、12/29~1/3
入園料:無料
名古屋の豊田市に位置する『香嵐渓(こうらんけい)』。巴川沿いに、約4,000本もの木々が広がる紅葉の一大スポットです。
11月上旬頃からイロハカエデやオオモミジ、ヤマモミジなど、約11種類の木々が一斉に色づきます。さまざまな紅葉をじっくりと見比べられるのも香嵐渓の魅力のひとつ♪
『待月橋』周辺の紅葉は、とくに綺麗でフォトスポットとしても人気。飯盛山側に「五色もみじ」と呼ばれる5色のグラデーションに染まるもみじが望め、近くには背の高いもみじが並ぶ紅葉のトンネルを鑑賞することも。
また『香嵐渓広場』には、お弁当を広げながら紅葉鑑賞できるベンチも設置されており、秋のピクニックを楽しめますよ♪
紅葉のシーズン中は、ライトアップも実施される『もみじまつり』が開催されます。飯盛山を埋め尽くす黄金色の紅葉が、巴川の水面に照らし出される姿は幻想的。
ライトアップ時の撮影を狙うなら、飯盛山のほぼ全景が望める豊田市役所そばの『巴橋』がおすすめですよ。
まつり期間中は『香積寺』へと続く参道に約1,000基の竹灯りが並ぶほか、巴橋近くにある河原にはろうそくを並べると願いが叶うといわれる願掛け行事も行われます。
例年11月下旬ごろまで紅葉を鑑賞できるので、お散歩がてら秋ならではのイベントも一緒に楽しんでみては♪
香嵐渓
所在地:愛知県豊田市足助町飯盛
営業時間:24時間
定休日:なし
料金:無料
※料金は変更になる場合がありますので詳しくは公式サイトをご確認ください
名古屋駅から徒歩約15分の距離にある緑豊かな『ノリタケの森』。
高級陶磁器メーカー・ノリタケの創立100周年記念に造られた公園で、約34,000平方メートルの敷地内には、ノリタケ作品を見学&購入できるミュージアムや、ノリタケの食器で提供されるレストラン、カフェ、絵付け体験ができるクラフトセンターなどさまざまな施設が揃っています。
各施設を回って楽しむのはもちろん、自然豊かな園内では秋に美しい紅葉を鑑賞することも。明治時代に建設された赤レンガ建築のロータリーゲートを飾る紅葉は必見です。
区画の南側にある噴水広場には、黄金色に輝くメタセコイア並木がずらり。木々の近くにはゆっくり腰掛けられるベンチもあるので、紅葉を楽しみながら読書やおしゃべりを楽しむのも良いですね。
紅葉の見ごろは、例年11月中旬から12月上旬まで。紅葉の終盤頃にあたる12月上旬には、クリスマスの装飾も施されます。
のんびりとふたりきりで紅葉デートを楽しみたい方におすすめのスポットです♪
ノリタケの森
所在地:愛知県名古屋市西区則武新町3-1-36
営業時間:施設により異なる
休日:月曜(祝日の場合は翌平日)、12/26~1/3