古都・鎌倉を半日でめぐる！寺社や海、グルメも楽しむ観光コース

爽やかな海風や美しい木々の新緑、海水浴など夏の鎌倉には、楽しい過ごし方がたくさん。その中でも、今回のモデルコースではご紹介しきれなかった、夏の鎌倉おすすめスポットをピックアップしてご紹介します。時間に余裕があれば、ぜひ旅の予定に組み込んでみてくださいね。

『銭洗弁財天』は、鎌倉随一の金運のご利益スポット。北条時頼が霊水で銭を洗い、一族繁栄を祈ったことで、「洗うとお金が何倍にもなって戻ってくる」というご利益が伝えられています。お金の洗い方はいたってシンプル。ザルにお金を入れて、ひしゃくで水を掛けながら洗っていきます。洗ったお金は自然で乾かしてから、財布に戻しましょう。お金は有意義に大切に使うと、より金運が高まるといわれています。

『報国寺』は、1334年に創建された臨済宗建長寺派の寺院。かつて足利氏や上杉氏の菩提寺として栄えたともいわれています。報国寺の魅力はなんといっても、豊かな緑。特に夏は新緑が美しく、木々が風に揺れる様子は、爽やかな気分にさせてくれます。なかでも、散策路の脇に竹がずらりと並ぶ『竹の庭』は静かな雰囲気で、散策におすすめ。約2,000本もの竹が並ぶ景色は、忙しない日常から離れられ、ほっと一息つくことができます。

『杉本寺』は、天平6年、聖武天皇の后である光明皇后の御願によって創建された、鎌倉で最も古い寺院です。『杉本寺』の見どころは、苔に包まれた神秘的な石段。石段の両脇には白旗が掲げられており、より荘厳的な雰囲気を感じられます。また、茅葺き（かやぶき）の建物が特徴的な本堂も必見。中には、源頼朝が寄進した十一面観音立像をはじめとする3体の立派な立像が安置されています。緑の苔で囲まれた杉本寺ならではの雰囲気をじっくりと堪能してみて。

鎌倉の街中を抜けた先にたたずむ『妙本寺』は、日蓮が開いたお寺の中でも最も古いといわれているお寺。祖師堂（そしどう）は鎌倉で最大級の木造建築ともいわれ、想像よりも大きい堂々としたたたずまいに圧倒されること間違いなし。

祖師堂の中を覗くと、屋根の内部には繊細な彫刻が施されていたり、日蓮の生前をうつしたと言われる座像が安置されていたり、注目すべき点がたくさんあります。特に、夏には紫陽花や新緑が美しく、木造建築との見ごたえも抜群です。

夏を感じるのに欠かせない海。爽やかな心地いい海風を存分に感じましょう。『七里ヶ浜』は、日本の渚百選に選定され、小説の舞台にもなっている場所。階段を降りるとすぐに波打ち際に到着。流れる波の音が心地よく響きます。由比ヶ浜と異なり、七里ヶ浜は、遊泳禁止。泳ぐ人がいないため、静かな浜辺でゆったりとしたムードを感じられますよ。

『稲村ヶ崎』は、湘南の海と江ノ島が一望でき、さらに晴れた日には富士山をバックに眺められる絶好のロケーションが魅力。「関東の富士見100選」にも選ばれています。『七里ヶ浜』『稲村ヶ崎』はともに、夕日の絶景スポットとしても有名。旅の締めくくりに、二人で海岸沿いに腰を掛けながらじっくりと夕日を眺めるのも素敵ですね。刻々と移り変わる夕景は、心奪われるほどの美しさです。

『鎌倉花火大会』は、1949年から続く鎌倉の夏の風物詩。約2,500発もの花火が、由比ヶ浜の沖から打ち上げられ、夜空で咲き誇ります。水中花火や海面にリフレクションするカラフルな花火が美しく、多くの人で賑わう人気イベント。海岸線にゆっくりと座って眺めましょう。

今回は「鎌倉定番観光スポット」と「風情あふれる北鎌倉の観光スポット」をそれぞれ半日でまわるモデルコースをご紹介しました。

鎌倉はゆっくりと散策しながら、寺院や海、食べ歩きなども楽しめる魅力あふれる場所。歴史ある寺院と、爽やかで開放的な海岸、2つの異なる魅力が混ざり合うように点在しています。

効率よくめぐりながら、あなただけのお気に入りスポットをぜひ見つけてみてくださいね。