名古屋
NAGOYA
COLUMN
『文化のみち』は、名古屋城から徳川園までの一帯にあるエリア。周辺には名古屋の近代化の歩みを伝える貴重な歴史遺産が多く、散策しながら巡るのに最適な穴場スポットです。
なかでも、エリアの中央にあたる「白壁・主税・橦木町並み保存地区」は、江戸時代に中級武士たちが暮らした区割りに、大正から昭和初期の起業家たちが建てた邸宅が残されています。
近代建築は洋館だけでなく時代を伝える大正の和室や台所、浴室などが残り、見学するだけで新しい発見がありますよ。
保存地区にある「文化のみち二葉館」は、かつて初の日本女優といわれた川上貞奴と「電力王」の福沢桃介が大正時代に居住していた邸宅。現在は和洋折衷の建物を復元し、資料館として開館しています。
名古屋ゆかりの文学資料だけでなく、館内のステンドグラスや螺旋階段、照明器具なども見どころ。大正ロマンあふれる展示を眺めながら、ゆったりデートしてみて♪
文化のみち二葉館
所在地:愛知県名古屋市東区橦木町3-23
営業時間:10:00~17:00
休業日:月曜(祝日の場合は翌平日)、12/29~1/3
入館料:大人 200円、中学生以下 無料
名古屋市郊外でゆっくりとデートを楽しみたいカップルには『清洲城』がおすすめです。『清洲城』は織田信長公の天下取りのはじまりの地とされる歴史ある城。
現在の天守閣は1989年に再建されたもので、城内では清州の歴史を紹介する資料の展示が行われています。枯山水の日本庭園もあり、静かで風情ある雰囲気を感じられるでしょう。
また、天守閣である4階は展望スポットにもなっており、濃尾平野を一望できるのも魅力のひとつ。春になると清州城周辺の五条川堤防や清洲公園の桜が咲き誇り、桜のトンネルを上空から一望できます。
名古屋から一駅で行けるものの、名古屋城よりも人が少なく穴場スポットなので、混雑が苦手なカップルでも安心。歴史と絶景をぜひこの目に焼き付けてくださいね♪
清洲城
所在地:愛知県清須市朝日城屋敷1-1
営業時間:9:00〜16:30
休館日:月曜(休日の場合は翌平日)、12/29~12/31
料金:大人 400円、小中学生 200円
西尾市にある『佐久島』は、名古屋駅から電車とバス、フェリーを乗り継ぎ30分ほどでアクセスできる離島です。
島には穏やかなビーチが広がり、海岸線や黒壁の家々が並ぶ集落と、離島らしいのどかな景色を眺められます。タコやカキなどの海鮮グルメも有名ですよ。
佐久島は、島内のいたるところにアート作品が展示されているのが特徴のひとつ。海をバックに写真を撮れる「おひるねハウス」や、真っ白な建物が特徴的な「イーストハウス」、無数のカモメが潮風にたなびく「カモメの駐車場」など、アートなフォトスポットが点在します。
名古屋から日帰りで行けるので、お出かけデートに、いつもと違うノスタルジックな雰囲気を感じに訪れてみてはいかがでしょうか?
佐久島
所在地:愛知県西尾市一色町佐久島
『藤前干潟』は、名古屋港に流入する庄内川、新川、日光川の河口部に広がる干潟。潮が最も引いたときには、東京ドーム50個分にも及ぶ広大な干潟が現れます。
ラムサール条約にも登録されており、名古屋港近郊という都会の真ん中にいながら自然豊かな景色を眺められるスポット。国内有数の渡り鳥の中継地として知られており、多いときには3万羽ほどの水鳥が飛来する姿を観察できますよ。
また、夕日の絶景スポットとしても人気で、デートにもぴったり。水面に映る夕日は美しく、ふたりの距離もぐっと縮まることでしょう。どこまでも広がる水面を眺めながら、ゆっくりと散策を楽しんでみてはいかが?
藤前干潟(環境省 藤前干潟活動センター)
所在地:愛知県名古屋市港区藤前2-202
開館時間:9:00~16:30
休館日:毎週月曜と火曜(祝休日の場合は翌日以降の平日)