北海道
HOKKAIDO
COLUMN
最後に、モデルコースではご紹介しきれなかった北海道旅行のおすすめ夏にぴったりの避暑地スポットを厳選!
室内施設だけでなく涼しい時間やエリアをご紹介するので、お気に入りのスポットが見つかったら夏の旅行プランに組み込んでみてくださいね!
星野リゾートトマムにある『雲海テラス』は、ホテルに宿泊していなくても利用できる観光スポットです。
早朝に、専用のゴンドラで山頂付近まで登ると、山道に沿ったデッキから絶景が望めます。
デッキスペースには、6つのユニークな展望エリアが広がります。
雲形をした展望橋「クラウドウォーク」や、船の舳先のように空へせり出した「スカイウェッジ」、ベンチが全長約117メートルの長さに広がる「コンターベンチ」、巨大ハンモックのような「クラウドプール」、弾力あるクッションが並ぶ「クラウドベッド」、浮遊するようなカウンターバーをイメージした「クラウドバー」から、ふたりのお気に入り雲海スポットを、見つけてみてくださいね。
お天気によって雲海が見られない日もありますが、それでも早朝の空気は最高ですよ。
夏の朝にぴったりなスポットのふたつめが『積丹半島』です。積丹ブルーと呼ばれる北海道では珍しい青く透明な海を一望できます。
積丹半島は「ニセコ積丹小樽国定公園」の一部で、海岸沿いの切り立った断崖や奇岩、岬など大自然の作り上げた風景が圧巻!
なかでも、絶景スポットは「神威岬」。女人禁制の門から、約770m「チャレンカの小道」をたどっていくと、20分ほどで岬の端に到着します。(女人禁制の門は、現在では女性も入れます。)
岬の端からは水平線や海を見渡せ、初夏にはエゾカンゾウが美しく咲いていますよ。
神威岬入り口にはゲートがあり、時期により開閉時間が変わります。神威岬は遊歩道の先端まで往復40分程。時間がない場合は、女人禁制の門の手前からの景色を楽しめます。
星野リゾートトマム 雲海テラス
所在地:北海道勇払郡占冠村中トマム
開催期間:5/8~5/31、6/1~10/14
営業時間:【5/8~5/31】5:00~7:00【6/1~10/14】5:00~8:00
定休日:天候により異なる
雲海ゴンドラ料金:大人 1,900円、小学生 1,200円、ペット 500円
積丹半島・神威岬
所在地:北海道積丹島神威岬
JR美瑛駅から車で約20分。白樺並木の先に、美瑛の山々に囲まれた『青い池』があります。
1997年、周辺の工事中に発見された青い池。上流の白金温泉地域にある「白ひげの滝」からのアルミニウム成分が川の水と混ざり、太陽光と反射した波長の短い青い光が散乱することで、鮮やかな青に見えるといわれています。自然が作りだした色合いに驚きです。
「美瑛ブルー」と呼ばれる青色の池には、空や周囲の森がリフレクションし、美しい景色が広がります。マイナスイオンを感じながら静寂を楽しみましょう。
周囲には売店もあり、青い池ソフトクリームがおすすめ。青い池をバックに青いソフトクリームを持っての撮影は欠かせません。自然の中で食べるソーダ味のソフトクリームは格別です。
もうひとつの美瑛ブルーが見られるスポットが『白ひげの滝』です。「白ひげの滝」とは、青い色をした美瑛川へ、岩間から流れ出る白く細い滝。
美瑛川にかかるブルーリバー橋の両端から見える青い川と、白い滝のコントラストは美しく、いつまでも見ていたくなる絶景です。
遠くに目をやると、大雪山連邦の山々も見え、マイナスイオンを体いっぱいに感じることでしょう。
夜のライトアップは、青い川と白い滝が浮かび上がる姿はきっと旅の思い出に残る景色となるでしょう。
青い池
所在地:北海道上川郡美瑛町白金
白ひげの滝
所在地:北海道上川郡美瑛町白金
JR美瑛駅から車で約30分。『拓真館』は、風景写真家・前田真三が1987年に北海道美瑛町につくったフォトギャラリーです。前田真三の作品を中心に、その息子・前田晃、孫・前田景と3代が半世紀に渡り、残してきた美瑛町の風景写真を展示しています。
見たことのない北海道の風景や、夏以外の丘の景色も飾られているので、きっと大満足できるはず。入館料は無料で、売店には、おしゃれなポストカードや写真集、カレンダーなどのアイテムも販売されていますよ。
『豊平館』は、1880(明治13)年に建てられ、木造のホテルとしては国内では最も古い建物です。また、明治、大正、昭和と天皇家が訪れた由緒ある建物でもあります。
1958(昭和33)年に中島公園内に移築され、平成23年度まで市営結婚式場としても利用されてきました。当時からの結婚式の様子は、館内で映像として見られます。
白と水色のコントラストが美しい外観だけでなく、館内では美しいカーテンやカーペット、豪華なシャンデリアに目を惹かれます。
夏の暑さに疲れたら館内にある「カフェ喫茶室 ハルニレ」でちょっと休憩。コーヒーはもちろん、カレーやパンケーキなどもありますよ。
拓真館
所在地:北海道上川郡美瑛町字拓進
開館時間:【4〜10月】10:00〜17:00(最終入館16:45)【11〜3月】10:00〜16:00(最終入館15:45)
閉館日:展示期間中無休
入館料:無料
※4月に長期休館あり
豊平館
所在地:北海道札幌市中央区中島公園1-20
営業時間:9:00~17:00(最終入館16:30)
定休日:毎月第2火曜、12/29~1/3
入館料:300円、中学生以下無料
夏の北海道といえばラベンダー畑。ラベンダーを涼しく思い切り楽しめるスポットをご紹介しましょう。
ひとつめは『ファーム富田』。札幌から車で約2時間。中富良野町にある観光農園です。入場は無料で、初夏から秋まで季節や時期に合わせた花々で目を楽しませてくれますよ。
ラベンダーのトップシーズンは7月ですが、早咲きの品種が6月下旬ごろから色づき始めます。7月中旬ごろには早咲きと遅咲きの品種がともに満開を迎えます。満開のラベンダーを見に行くのなら、7月初旬から中旬ごろですが、涼しく鑑賞したいなら6月下旬もおすすめ。
ラベンダーオイルを使ったポプリや、ハーブを使ったお茶、ラベンダーソフトクリームなど、北海道ならではのお土産なフードも豊富に並びます。
上富良野町の『日の出公園』はラベンダーの美しいスポットのひとつ。西側には一面のラベンダー畑、東側には、雄大な十勝岳連峰を望むビュースポット。
7月上旬から8月上旬頃のラベンダーの開花時期には、約4.2haの丘陵地一面にラベンダーが咲き誇ります。ラベンダー園に上る専用道路があるので快適に鑑賞できます。
小高い丘の頂上の展望台には、真っ白なアーチ型の「愛の鐘」も。 ここで愛を誓うと愛が叶うと言われています。爽やかな十勝岳を眺めながら、ぜひ恋人同士で鳴らしてみて。
ファーム富田
所在地:北海道空知郡中富良野町基線北15号
営業時間:10:00~16:30
定休日:無休・不定休
入園料:無料
日の出公園
所在地:北海道上富良野町東1線北27号
気温は高くても爽やかな風が吹く北海道の夏。夏の観光にぴったりのスポットをたくさんご紹介しました。北海道の大自然は雄大でカラフルな景色は、きっと楽しい旅になること間違いありません。夏の北海道でワクワクするようなスポットで満喫してみて。
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炭本麻美|フリーライター
北海道で暮らすアウトドアと写真が好きなライター。北海道の自然と景色、味わいと人情、広大さを伝えるため執筆しています。