北海道
HOKKAIDO
COLUMN
北海道東部の雄大な自然の中に佇む阿寒湖。その湖畔に広がる『阿寒湖アイヌコタン』は、アイヌ民族の伝統と文化に触れられる貴重なスポットです。
日本の先住民族である、アイヌ民族の歴史や伝統的な暮らしを展示。アイヌの人たちは自然の全てに魂が宿ると信じ、自然を敬いながら、恵みを活かした自給自足に近い生活を垣間見られます。
コタン内に立ち並ぶお店では、アイヌ民族が手仕事で作り上げる木彫、刺繍、編み物などの伝統工芸品に、エゾシカ肉や行者にんにくなど、自然の恵みをたっぷり使ったアイヌ料理が楽しめます。さらに、力強い動きに美しい衣装が映えるアイヌの古式舞踊など、アイヌ文化を堪能できるステージも魅力。
また、阿寒湖周辺は、カヌー体験や遊覧船など、雄大な自然を満喫できるアクティビティが豊富。水上でゆったりとした時間を過ごせますよ。阿寒湖温泉街の宿泊施設を利用すれば、観光時間をのんびり使えそうですね。
阿寒湖アイヌコタン
所在地:北海道釧路市阿寒町阿寒湖温泉4-7-19
札幌駅から車で25分ほどの『モエレ沼公園』は、彫刻家イサム・ノグチが設計を手がけた広大な都市公園。自然とアートが融合した空間は、札幌市民だけでなく国内外の観光客からも愛されています。
公園全体がひとつの彫刻作品のように設計されており、訪れる人をアートの世界へと誘います。人工的に積み上げられた山「モエレ山」は、園の最大の造形物であり、シンボル的な存在。実際に登ることができ、10分ほどで到達する山頂からは公園全体を眺められます。
独創的なデザインで光と影が織りなす幻想的な空間を演出する「ガラスのピラミッド」や、最大25mまで水が噴き上がる「海の噴水」とダイナミックな世界観が感じられる作品も点在しています。
水面を除いても約100ヘクタールあるモエレ沼公園では、レンタサイクルも実施。広大な園内を自転車で巡れば心身もリフレッシュもできます。イサム・ノグチの世界観を巡りながら、アートと自然の融合を満喫してみて。
モエレ沼公園
所在地:北海道札幌市東区モエレ沼公園1-1
開放時間:7:00〜22:00(最終入場21:00)
休園日:なし(各施設はそれぞれ休業日あり)
入場料:無料
北海道・旭川市に広がる美しい庭園『上野ファーム』。イギリスでガーデニングを学び、テレビドラマの庭園監修も行うガーデンデザイナー上野砂由紀さんが手掛けた庭は、北海道の気候風土を活かし宿根草を中心にした栽培が特徴的。
10箇所のテーマが広がるガーデンは、さまざまな花が咲き誇ります。春にはチューリップやムスカリ、夏にはバラやサルビア、秋にはダリアや紅葉する木々で彩られます。
上野ファームは、花を眺めるだけでなくフォトスポットもたくさん。可愛い妖精やカラフルなベンチ、秘密の抜け道のようなスポットもあり、おとぎ話の世界に迷い込んだよう。自然豊かな空間で鳥のさえずりや風の音に包まれながら記念の一枚を撮影してみて。
フラワーアレンジメントやリース作り、ハーブを使った料理教室などのイベントも実施されています。ガーデンショップでは、ここでしか手に入らないオリジナルの苗やハーブ、ガーデン雑貨を購入すれば観光のお土産にぴったりですよ。
上野ファーム
住所:北海道旭川市永山町16-186
ガーデン公開期間:2024/4/19〜10/14
ガーデン公開時間:10:00〜17:00
定休日:ガーデン公開期間中は休まず営業
入園料:高校生以上 1,000円、中学生 500円、小学生以下 無料
北海道美瑛駅から車で10分の『ぜるぶの丘 ZELB HILL』。丘陵地には、カラフルな絨毯のような花畑が広がります。5月ごろから花植えがおこなわれ、夏にはラベンダーやひまわり、秋にはコキアなど約30種類の花々が咲き誇るスポット。見ごろは7月上旬頃なので、北海道の夏を満喫してみて。
ぜるぶの丘からは、旭岳や十勝岳連峰などの雄大な自然を一望できます。色鮮やかな花畑と雄大な山並みのコラボレーションは、SNS映え抜群です。
園内はバギーやカートでの移動も可能。専用のコースが設けられているので目的地までバギーに揺られながら花畑を巡れます。売店やレストランもあり、ソフトクリームやとうもろこしなど北海道名物が味わえるので、ぜひ立ち寄ってみて。
ぜるぶの丘 ZELB HILL
所在地:北海道上川郡美瑛町大三
開園時期:4月下旬~10月上旬
営業時間:9:00~17:00
定休日:不定休(冬季休業あり)
入場料:無料