鎌倉・湘南
KAMAKURA
COLUMN
開運スポットとして知られる『佐助稲荷神社』は、鎌倉の隠れ里といわれている佐助エリアにあります。永く鶴岡八幡宮の境外末社でしたが1909年に独立。かつて源頼朝が征夷大将軍までのぼりつめたことから別名「出世稲荷」と呼ばれ、鎌倉随一の出世開運スポットとしても知られています。
境内の片隅には霊狐の神水と称される湧き水もあり、開運のパワーを授かりたい方にぴったりのパワースポットです。
社殿へ向かう階段には赤い鳥居がずらりと並び、ここでしか見られない光景が続きます。荘厳な雰囲気は写真撮影にも最適な景色です。深い緑に囲まれているので、鎌倉市街とはひと味違う静かで荘厳な雰囲気を味わえるのも魅力のひとつ。
佐助稲荷神社
所在地:神奈川県鎌倉市佐助2−22−12
鎌倉公方の菩提寺として格式のある『瑞泉寺』は、作庭師の夢窓疎石が創建したことでも知られています。現在では、岩盤を削って手がけた夢窓国師作の庭園が復元され、国の名勝に指定されていますよ。
裏山の庭園とともに、春には桜、初夏にはアジサイ、秋は紅葉や水仙など四季折々の自然が広がるのも魅力。
紅葉が美しいことから名付けられた「紅葉ヶ谷」と呼ばれるエリアにあるので、とくに山並みが赤く染まる紅葉の時期は絶景です。自然を活かした庭園からパワーを感じてみて♪
瑞泉寺
所在地:神奈川県鎌倉市二階堂710番地
拝観時間:9:00~17:00(入門は16:30まで)
料金:大人 200円、小中学生 100円
深い緑に囲まれた『海蔵寺』は、 北鎌倉と鎌倉の中間にあたる扇ガ谷の最奥に位置します。
臨済宗建長寺派の寺院は真言宗のお寺でしたが、1153年に宗尊親王の命により、藤原仲能が本願主となり七堂伽藍を建てました。鎌倉幕府が終わった後、1394年に第二代鎌倉公方足利氏満の命により、上杉氏定が禅宗寺院として再建立したといわれています。
境内はカイドウや萩など四季折々の美しい花が咲くことから、「花の寺」と呼ばれることも。
また、2つの井戸があり「水の寺」とも称されます。鎌倉十井のひとつ「底脱の井」は、鎌倉時代の武将である安達秦盛の娘・千代能が水を汲みに来た際に「水桶の底がすっぽりと抜けたとともにわだかまりも抜け悟りを開いた」と詠んだことから名づけられています。
境内は静かで荘厳とした雰囲気。喧騒を避けてゆっくりと参拝したい方におすすめのお寺です。
海蔵寺
所在地:神奈川県鎌倉市扇ガ谷4-18-8
拝観時間:9:30~16:00
料金:100円
鎌倉市大町にある『妙法寺』は、鎌倉で日蓮が布教を始めるために建てた草庵跡へ再興されたと伝わる古刹。天気が良いと「護良親王墓」のある裏山山頂から富士山を望むことも。
境内にある美しい苔の石段から、鎌倉一の苔寺ともいわれています。仁王門から釈迦堂跡に続く石段に覆われた苔は、新緑の時期にはより一層深みを増し、4月から6月の見ごろになると、一面が緑の世界に。知る人ぞ知る撮影スポットでもあります。
日叡上人が植えたといわれるソテツや朱塗りの仁王門などがある境内は、見どころがたくさん。山頂からは鎌倉市街地と海を一望できる展望スポットもあり、鎌倉らしい景色とともに自然の緑に覆われた美しさを感じられますよ。
毎年行われる法雄会は、白猿が日蓮を助けに生姜を捧げたことから「厄除け生姜」の供養を行い、多くの人でにぎわいます。
妙法寺
所在地:神奈川県鎌倉市大町4−7−4
拝観時間:9:30〜16:30
休館日:12月第2週〜3月中旬、7月第2週〜9月中旬期間は土日祝日のみ拝観実施
拝観料:中学生以上300円、小学生200円
建長5年(1253)に創建された日蓮宗の寺院『長勝寺』。『長勝寺』の歴史は古く、本圀寺の跡地であるといわれています。
正月の初詣や節分、2月11日の寒中冷水荒行など行事が行われ、祈祷を受けたり参拝もできます。御本堂内では御首題をいただけるため、参拝の記念にするのもいいでしょう。
鎌倉駅から徒歩約20分の場所にある寺院は、閑静な住宅街の中にあるので静かな空間でゆっくりと拝観ができますよ。
長勝寺
所在地:神奈川県鎌倉市材木座2-12-17
拝観時間:9:00~16:00