広島
HIROSHIMA
COLUMN
1648年に創建された『広島東照宮』は、江戸時代初期に広島藩主・浅野光晟によって建立されました。徳川家康を御祭神として祀っており、厄除招福や病気平癒、安産や子育ての御利益があるとされています。
「唐門」「手水舎」「本地堂」などの社殿は原爆からの全焼を逃れ、広島市指定の重要有形文化財です。広島では貴重な江戸初期の造営から、歴史の重みを感じられますよ。
「広島東照宮」には本殿の先にも参拝するべきパワースポットがあります。境内の最奥へ約500段の階段と120数基の朱色の鳥居を抜けて参道を進むと、二葉山山頂の「奥宮」に到着。広島市内や瀬戸内海を一望できる絶景スポットです!
また、奥宮に進む途中には境内社の「金光稲荷神社」もあり、家内平安と商売繁盛のご利益にあずかれます。
「広島東照宮」では、年間を通じて様々なイベントや祭事が行われ、毎年春に行われる「東照宮春祭り」や、例年11月に行われるプロジェクションマッピングと和太鼓の演奏会は必見です。
絶景スポットでありながらJR広島駅から徒歩約15分と、利便性も抜群なので観光の合間や散歩がてらにも立ち寄るのもおすすめ。
広島東照宮
所在地:広島県広島市東区二葉の里2-1-18
開門時間:6:10~19:00
授与所受付時間:9:00~16:00
広島市安芸区矢野町に位置する『矢野愛宕神社』は、災除け、家内安全の神様と伝わる火の神「火之迦具土神(ほのかぐつちのかみ)」を祀っています。その御利益をもらいに多くのカップルが訪れるパワースポットです。
「矢野愛宕神社」が人気の理由は、広島市内の美しい景色が一望できる絶景スポットでもあるから。本殿から望む広島市中心部や広島ベイブリッジなどが輝く夜景は息をのむ美しさです。
夜間に訪れる際は、足元に注意が必要となるので、履きなれた靴や懐中電灯を持っていくと安心ですよ。
矢野愛宕神社
所在地:広島県広島市安芸区矢野町
樹齢200年の国産檜で作られた鳥居が堂々とそびえ立つ『饒津神社(にぎつじんじゃ)』は、広島藩の藩祖である浅野家の歴代藩主を祀っています。饒津という名には、“広島の町が物や豊かな水の都となるように”という意味があるのだとか。
創建時の1835年に植栽された黒松を切り株として保存し展示。その年輪には広島の歴史が刻まれており、復興の象徴として大切にされています。
また、境内には「二葉の里七福神巡り」の1箇所として、商売繁盛の「恵比須石像(恵比須天)」をお祀りしています。鯛と釣竿を持った愛らしい姿の恵比須天は、もともとは漁業の神といわれていますが、後に商売繁盛の神様として信仰されるようになりました。
広島駅から2時間ほどでまわれる七福神めぐりを楽しみながら訪れてみるのもおすすめです。
饒津神社(にぎつじんじゃ)
所在地:広島県広島市東区二葉の里2-6-34
テレビCMやドラマ・アニメの舞台にもなっている『竹原町並み保存地区』は、重要伝統的建造物群保存地区にも選定されています。
江戸時代に製塩や酒造で栄えた立派なお屋敷や蔵が現在も数多く残り、“安芸の小京都”といわれる風情ある街並み。
レトロな建物の「竹原格子」といわれるデザインをよく見ると、切り絵のような羽目板や紋様付きの横格子、ハートマークの形など家ごとに異なる模様があるのも魅力のひとつ。
散策だけでも楽しい「竹原町並み保存地区」なら、昔の人々が伝えてきた町そのものがもつパワーを感じられるはずですよ。
竹原町並み保存地区
所在地:広島県竹原市本町
広島市からフェリーで約30分、瀬戸内海に浮かぶ『江田島』。広島湾防衛のため明治頃から旧海軍、旧陸軍の施設が置かれ、今でも「海上自衛隊第1術科学校」や「大須砲台跡」などの遺跡が、残されています。
1907年に建てられた『海友舎』は、空襲を免れほとんど当時の姿のまま残る、貴重な木造洋館です。2020年には、江田島市で初めて国の登録有形文化財に登録されました。予約制の「海友舎ガイドツアー」では、館内を見学できますよ。
江田島で注目の珍パワースポットと言えば「愚痴聞き地蔵尊」。優しい微笑みをうかべたお地蔵さまが、苦しい胸の内を静かに聞いてくれるとか。普段は口に出せない悩みを吐き出してみて。
江田島
所在地:広島県広島市西区三滝山411番地