冬に鎌倉観光するなら必見！おすすめスポットとモデルコースをご紹介

風情ある神社やお寺、豊かな自然に囲まれた鎌倉。春には春の良さがあり、冬には冬の良さがあります。季節ごとに見どころが異なり、何度訪れても新たな発見があるのが鎌倉の魅力♪

ここからは、冬に鎌倉を訪れる際におすすめの観光スポットを12か所厳選してご紹介します。

鎌倉観光の定番スポット『鶴岡八幡宮』。冬の一番の見どころは、境内にある「神苑ぼたん園」です。

神苑ぼたん園は、鶴岡八幡宮の創建800年を記念して、昭和55年に造られた回遊式の日本庭園。園内には、およそ100品種1,000株のぼたんが植えられており、春と冬に見ごろを迎えます。

冬に咲く「冬ぼたん/正月ぼたん」は、寒さの厳しい元日から2月下旬までが一番の見ごろ。

霜と雪よけのためにワラの囲いを被った、かわいらしい姿のぼたんを鑑賞できますよ♪

お天気次第では、白い雪と色鮮やかなボタンの美しいコラボレーションを見ることも。カラフルな正月ぼたんは、写真映えも抜群です！　

鎌倉二階堂の紅葉ヶ谷の奥にある『瑞泉寺』は、関東十刹（かんとうじゅっさつ）に数えられる歴史深いお寺です。

瑞泉寺を開山したのは、後醍醐天皇や足利尊氏も深く信仰したとされる夢窓国師。彼が造った瑞泉寺庭園は、国の名勝に指定されています。

鎌倉最大規模の「梅の名所」としても有名な瑞泉寺。敷地内には約120〜130本もの梅の木が植えられています。

鎌倉市指定天然記念物の黄梅をはじめ、紅梅や白梅、枝垂れ梅などさまざまな品種の梅を鑑賞できるのが魅力。12月中旬頃からは水仙も見ごろを迎え、冬ならではの可憐な花々を楽しめます♪

北鎌倉にある『明月院』は、紫陽花の名所として有名なお寺です。紫陽花の季節はもちろん、冬も冬ならではの美しい景色を楽しめます。

庭園内にある「悟りの窓」は明月院を訪れる際は必見のスポットです。

悟りや真理、大宇宙を円形で象徴的に表現しており、窓からは通常非公開の「本堂後庭園」が望めます。なお、本堂後庭園が一般公開されるのは、ハナショウブの開花期と紅葉期のみ。

スイセン、梅、マンサク、ロウバイなどの冬の花を悟りの窓から覗いてみましょう。四季折々の自然を丸くきり取ったかのような景色はとても情緒にあふれています。

観光客が少ない冬は、ゆっくりと静けさを感じながら観光できるのも魅力です。

日蓮宗最古の寺院『妙本寺』。開基は順徳天皇に仕えた儒学者、比企能本と伝えられています。

かつてこの場所には比企一族の屋敷がありましたが、建武3年「比企の乱」で北条氏によって屋敷が焼き払われ比企一族は滅亡。その後に、比企一族を弔うため妙本寺が建立されたといわれています。

長い歴史を誇る妙本寺には、美しい弁柄塗りの「二天門」や迫力ある木造仏堂建築「祖師堂」などの見どころがたくさん。

また四季折々の自然を楽しめるのも魅力のひとつです。秋には楓や銀杏が色づき、黄色や赤色の美しい紅葉景色が広がります。紅葉の見ごろは12月中旬までと、ほかの紅葉スポットよりやや長く紅葉を楽しめるのもポイント。

2月頃からは境内の梅も開花を迎えます。ピンク色の小ぶりな花が境内を彩る可憐な冬の景色、ぜひカメラを片手に訪れてみて♪

稲村ヶ崎駅から歩いて約7分の場所にある『稲村ヶ崎公園』。鎌倉を代表するオーシャンビュースポットです。

夕日がキレイに見える場所としても有名で、ゆっくりと太陽が海へと沈んでいく様子を大パノラマで楽しめます。

ふたりで砂浜に座ってゆっくりと夕景を眺める……そんな時間もロマンチックですよね♪

稲村ヶ崎公園からほど近い『稲村ケ崎温泉』では、目の前に広がる海を眺めながら、温泉に浸かることができます。晴れた日には富士山まで望めますよ♪

鎌倉をたっぷりと観光して、帰り際に稲村ヶ崎温泉でゆっくりと温泉に浸かる。そんなまわり方も素敵ですね。

鎌倉を代表する観光名所『鎌倉大仏殿高徳院（鎌倉大仏）』。院内にある「鎌倉大仏」は、仏像としては鎌倉雄一の国宝に指定されています。

総高13.35m（台座を含む）、重量約121t、圧巻の大きさを誇る鎌倉大仏。作者は不明ですが、鎌倉時代の運慶とそれに連なる仏師達の作風、宋代中国の仏師達の影響を併せ持った仏像といわれています。

女流歌人・与謝野晶子が「美男におはす」と詠んだ、穏やかな表情と端正な顔立ちが特徴です。

現在は新型コロナウイルス感染症の影響により停止されていますが、大仏様の内部は空洞になっており、胎内見学も可能。

境内には、大仏様の足のサイズに合わせた長さ1.8m､幅0.9mの大わらじが飾られているので、合わせてチェックしてみて。

秋にはイチョウの木などが色づき、大仏様と紅葉の共演も楽しめますよ。